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若妻たちの秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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若妻たちの秘密 2

「それぇっ!!」
最年少の葉月が放ったボールが、風にも乗って明後日の方向に飛んでいってしまう。

「もう、どこ飛ばしてるのよ〜」
「ごめんなさ〜い」
呆れ気味に笑いながら梢がボールを取りに走る。

…そのボールが飛んでいったのは、偶然にも?彼女たちを見ていた男連中の足元だった。
「すいませーん」
梢は彼らに向かって小走りする。

男連中の中の1人がビーチボールをとって梢に渡す。

「はい」
「ありがとうございます!」
「いやいや…君、可愛いじゃん、よかったら友達も呼んできた俺らと一緒に遊ばない?」
大柄で色黒な、その彼が梢に向かって言う。

「あ、いえ…」
「硬いこと言わないでさ、女同士なんだろ?」
「ま、まあ…」
後ろにいる連れの男たちは梢の紺色のビキニから覗く胸の谷間に釘付けのようだ。

「あの、私たち、これなんで」
梢は男たちに指輪を見せ付けた。

「ええっ!?人妻?マジでぇー!!」
「可愛いのにー、そんな風には見えないよなぁ」
後ろで連れの男たちが驚きの声を上げる。

「それじゃ、私…」
梢は男たちに背を向け、向こうで待っている美桜と葉月のところに戻ろうとした。

しかし―
「ちょっと待った」
梢にボールを渡した、大柄の男…どうやらリーダー格らしい彼に、梢は腕を引かれた。
「えっ?」
「人妻、いいじゃん。より遊び甲斐があってさ」
男はニヤリと梢に向かって笑った。

「え、あ、あの…」
戸惑う梢をよそに男は身体を抱き寄せる。

「(ダメ、このままじゃ、梢ちゃんが…!!)」
この模様を眺めていた蒔絵…いてもたってもいられなくなり、梢と男に向かって駆け出していた。

「蒔絵さん!?」
更紗が気づいたときには、蒔絵は梢を男から引き離し、男を強い視線で睨んでいた。

「お、彼女のお友達?君も可愛いじゃないか」
男はキッと睨みつける蒔絵に対しても余裕の顔だ。

蒔絵は梢に比べてやや背が低い。
年齢は蒔絵のほうが4つ上だが顔立ちも幼くあまりそうは見られなかったりもする。
それでも、赤と白のドット柄のビキニからこぼれる乳房は相当のサイズだ。

「君も、向こうのお友達も一緒に遊ぼうじゃん」
「結構です!私たちには愛するダーリンがいますのでっ」

そう言って、蒔絵は梢を連れて男から離れようとする。

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