JK『妻』のえっちな日常 59
「ごめんねお姉ちゃん・・・僕はお姉ちゃんを満足させれなかった・・・だから仕方ないよね・・・」
沈んだ表情の美少女、いや裕樹。
裏切ったのは私の筈なのに、裕樹は自分自身を責めていた。
「違う!、裕樹は悪くなんてない!」
私は叫ぶ。
誰も私を責めないけど、身体を許し快楽に溺れ、心まで渡してしまったのは私の責任だ。
「凛も裕樹も悪くない・・・僕が凛を欲しがっただけ・・・だから全てに責任を持つし、凛は僕や裕樹と好きなようにすればいいよ」
「うん、僕は崇人さんのモノだし、お姉ちゃんのモノ・・・どうぞ好きにしてください」
崇人さんはそう言いながら裕樹の頭を撫で、裕樹もそれを受け入れる。
こうまでして崇人さんは私を求めたのだ。
私にその価値があるんだろうか・・・
栞やナターシャもそう。
全て許してくれた上に私が一番いいようにしてくれてる。
私にそれだけの価値があるんだろうか・・・
「何にも気にする事は無いわよ」
殊更明るい声が聞こえた。
「エレーナさん」
「まあ、流石に表沙汰には出来ないけど。でも、コレで大体丸く収まるでしょ?」
「でも………」
「それぞれ多少、思い描いてたのとは違うでしょうけど、皆納得してるんだから」
「はあ………」
本当に良いんだろうか?
「それとも、他に良い考えが有るの?全員をそれなりに納得させられる考えが?」
「………」
そう言われたら何も無い。
崇人さんとエレーナさんは兎も角、
裕樹、栞、ナターシャには何も言えない以上は3人に従うしか無いだろう。
それにもう一つ気になっている事が有る
「崇人さん。さっきの『この子も僕のモノにした』っていうのは具体的に何をしたんですか?」
色んな意味で答えが怖いが聞かない訳にもいかない。
「まあ…簡単だよ、凛ちゃんが考えてることが正しいんじゃないかと思う」
崇人さんは顔色一切変えずに言った。
衝撃の事実、崇人さんは両刀使いだった。
さっきから話がいろいろ進んだり知らなかった事実が明るみに出たりしてショックを隠せないんだけどこれはあまりにも大きすぎる。
まあ、私だって反論は出来ない。私も栞やナターシャと致して、栞に至ってはそのせいでそっちの気が出てしまったのだから。
「はあ〜」
私は思わす突っ伏した。
「ちょっと凛、大丈夫?」
「どうしたの?」
「大丈夫。あまりの急展開振りに疲れがドッと出て来ただけだから」
栞とナターシャの問いにそう答える私。
元々昨日から崇人さんと散々シて、寝て、起きたら朝食作って、またシて、この急展開………と言うか超展開。肉体的にも精神的にも疲れたわ。
それに、裕樹達にも全部バレても、取り敢えず皆との人間関係が破綻しなかった事にホッとして気が抜けたのもある。
………尤も、ある意味破綻したと言っても良いくらいに混沌とした状況になってしまった気もするけど。
「ハァ……」
これから私達は何処へ向かい、何処へ辿り着くのだろう。私は思わずため息をついた。
そして崇人さんの膝の上の美少女・・・もとい男の娘化した祐樹。
その祐樹が崇人さんを見る表情は、逞しい男性に憧れる少女みたい。
まぁ元々甘えん坊な子が男としてとか夫としてとか気負ってた部分はあったと思う。
それがここ最近やけに素直に甘えれるようになったと思ってたけど、こんな裏があったとは思いもしなかった。
「これだけの『美少女』なんだからその気が無くてもいけちゃうぐらいだわ」
「そうよね、それに祐樹くんがありのままに生きれるきっかけを作ってくれたんだからいいことよ」
エレーナさんとナターシャの口調は嬉しそう。
そりゃあ今の祐樹は2人の好みドストライクなのだろう。
「さぁ、『お姉ちゃん』に成果を見て貰おうか」
「はい、崇人さん・・・」
祐樹が立ち上がりスカートを落とす。
下着は女物。
それを崇人さんがずらす。
現れたのはフル勃起の小さな皮被り。
でも、申し訳程度に生えてた陰毛が無い。
剃ったのだろうか?、更に股間が幼く見える。
そして崇人さんがお尻に手を当てて何かを抜く。
それは棒状のもの・・・