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グラビアアイドルは若奥様
官能リレー小説 - 若奥さん

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グラビアアイドルは若奥様 19


『かんぱーい!!』
ビールが注がれたグラスを突き合わす。

今夜は高校の同級生たちとの飲み会だ。
卒業してまだ2年だけど、なかなか会う機会がないからそれ以上に懐かしく感じる。

我がダーリンも同じ高校で、同じクラスになったのがきっかけで付き合い結婚まで至ったのだけど、今日は残念ながらお仕事で欠席。
「毅くんも来て欲しかったなぁ〜」
「大人気アイドルだから、しょうがないよ」

両隣で一緒にビールを飲むのは早川恵美と松井理沙。
同じクラスで特に仲がよかった2人。
今はともに大学生だ。

今でこそグラビアアイドル、一芸能人として活動する私だが、2人のように大学に通うことだって考えていたこともある。
事務所からは「両立できるなら大学に行ってもいいよ」と言われている。

でも、私はそれは断った。今はグラドルとして精一杯頑張りたいから。
恵美や理沙を見てると楽しそうだな、って思うことはあるけどね。

むしろ、2人もスタイルはいいし可愛いし、芸能界にスカウトされてもおかしくないのだ。

…時間は進み、お酒も進む。
3人でお喋りしていると、向こう側の男集団と視線が合った。

ダーリンは同級生だったとはいえ、高校時代から芸能活動で忙しかったから友人関係がどんなものか私にもよくわからなかった。
向こうの彼らは…親しい関係だったのだろうか?

「あずみちゃ〜ん♪」
その男数人がこちらに近づいてきた。
「あずみちゃん可愛くなったよなぁ」
「そりゃグラビアアイドルだもんな」
「こんなに可愛い子がクラスにいたのって今でも信じられないよな〜」
一人が背後に回り、私の両肩に手を置く。

「ちょっと、あずみは人妻なんだから、手を出しちゃダメよ!」
「そうだよ、そういうことやっていいのは毅くんだけだよ」
何か、私の危機を悟った恵美と理沙が止めに入る。

「なんだよ〜、2人ともマネージャー気取り?」
「あずみちゃんとこんな近くでいられるのって滅多にないじゃん」
周りの男たちが口々に言う。

「早川と松井もずいぶん可愛くなってるし…混ざれよ」
「え、えっ?」
彼らは私たちを連れ、別の部屋に向かう…


会場の部屋から離れた空き部屋に、私たちは連れ込まれた。

「な、何をする気よ」
「ここまでしといてわからないか?」
男の一人が恵美を押し倒して覆い被さる。

「や、やめてよ!こんなことしていいと思ってるの?」
「向こうも酒が進んで何も考えちゃいないだろ」
「どうせもうすぐ終わってお開きだよ」

恵美を押し倒した男はそのまま唇を強引に奪い、上着を脱がしていく。

それを立ち尽くして見るしかない理沙と私…背後から別の男の手が胸に伸びる。

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