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娼館
官能リレー小説 - 若奥さん

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娼館 40

朱里は、次に二人がどんな行動に移るのかを観察しようとした。
すると、朱里を指名した残りのメンバーが朱里の前を取り囲むようにして座った。
「朱里さん。どうですか?ここの湯加減は、リラックスできるでしょう。それにバラの香りもあってリカ社長のお気に入りの温泉のひとつなんですよ。」
インテリ風の男が、手の平に花弁を掬いながら微笑む。

「は、はい・・・」
朱里は曖昧に応えた。
確かに1人でゆっくりと浸かればリラックスも出来るだろうが、こんな男たちと一緒に、しかもこんな水着を着ていてはリラックスなど出来る訳もなかった。
しかも、誰のものとも分からない性器に当っている指は、ゆっくりと動いているのだ。

徐々に朱里が感じるポイントに達するとすぐにまた別の場所へと移動を繰返した。
まるでわざとイカせ無い様にしているのではないかと疑ってしまう位の手際のよさであった。
隣にいるマリアが時々くぐもった声を出すことでより朱里は、不安な気持ちを心に残していった。
男達の体によって見えなくなっていったマリアは、今大志君に似た純朴そうな青年にされるがままであった。
マリアのおっぱいを揉みしだきながら軽いキスをマリアにした。
下の口は、趣ある40代前半の男性がバイブを使ってマリアの感じるポイントをねっちこく攻めていった。
その光景を眺めながら、朱里は火照りくる自分の身体をどうすることも出来ないでいた。
朱里の感じる箇所を敢て避ける指の動きに焦らされ、もっとちゃんと触って欲しいという女の欲求が募っていたのだ。
(・・私も・・あのバイブが欲しい・・)
そう思っていながらに、自分から求めることに慣れてはいない朱里は、言葉にすることが出来ないのだ。

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