PiPi's World 投稿小説

職業寝取り屋
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 14
 16
の最後へ

職業寝取り屋 16

健吾はそう判断すると直ぐ様に支度を整え温泉に向かうことにした。 
こうして向かおうと考えている間にも舌舐めずりが止まらないのは獲物を手にする瞬間が近づいているからだろうか…健吾はそんなことを考えていた。

ーーーーーーーーーーー  
数分後、簡易小屋の脱衣所に衣服を脱いだ愛香が温泉に気持ち良さそうに浸かっているのを発見すると、藪のなかを慎重に、音を立てないように健吾は近づいていった。

温泉の回りは簡易な策があるが、藪の下にある景色を見るために正面は割くが低くなっており、また、今愛香はその景色を背に湯船に使っている…あの彼氏がここに来ていないことももう勿論調査済みだ。 

狙うなら今しかない…じりじりと距離を縮めるように接近した健吾は、ざぱりと音をたてて縁に置かれた石に座っている状態の愛香を背後から抱き締めた。 

「きゃあぁっ!んっ、んぐっ…」

「叫ぶな…ま、いまに叫び声も出せなくなるだろうけどな…」



愛香が見た目に似合わない…というか中身自体は彼氏に合わせているだけで臆病なのは間違いない、そう耳元に囁きかけるのに合わせて、健吾は遠慮なく愛香に唇を重ねてきつく抱き締めた。

「んん〜〜っっ?!!んっ…んんっっ!んっ?!…んんっ…」

いきなり現れしかも自分を脅迫するような相手に対して、普通の女性なら嫌悪感を抱き、抵抗もするだろう、事実愛香ははじめは身体を揺らし抵抗していたが、次第にその声が甘く、弱々しく…どこか快楽を求めるかのように変わっていく様子は、謙吾の寝撮り屋としての才覚が愛香を「獲物」として認めたのは間違いではない、とそう示していた。 

「はぁっ…はぁっ…いやぁっ…誰かっ…助けてっ…さ、叫ぶ…叫ぶからっ…」

「やってみろよ?そんな度胸もないってバレてるぞ?」



「っっ〜〜?!!?」

なんとかキスから解放された愛香は彼氏の真似をするかのように謙吾を脅しつけようとするが、もはや謙吾にとって愛香はまな板の上の瀕死の鯉と言っていいほどに弱々しく見えていた。 

そもそもそんなことを言わずとも叫び声をあげれば済む話…と愛香は気づかなかったのか…いや、怯えて声の上ずる状態からして、軽くパニックを起こしている愛香には正常な判断は難しいのだろう。

「逆らうようなら…こうするだけさ?ほら、まだ怖いか?」

「や、やぁっ…あぁっ!」

愛香をからかうように手早く健吾はタオルを奪い愛香の手を縛り上げていた、端から見ればあっさり逃げられそうなものではあるが…愛香は愛香でこの見知らぬ男に対して、次第に興奮しつつ、足は腰砕けになり、次第に発情したかのように、湯に浸かる下半身はその熱とは別に、じわりじわりと股間から雄を求めるために愛液を分泌し始めていた。


(や…やだ…なんなのっ…怖いっ…)

生来臆病な愛香からすればこんな体験は恐怖でしかない、はずなのに…何故かはあはあと吐息は荒く、身体を興奮させ始め相手を求めている自分がいる事にたいして、愛香は恐怖し、睨む目付きにはうっすらと涙を浮かばせ、歯をかちかちと震わせることしか出来なかった。

「ほら…こういうのはどうだ?どんどん力が抜けて行くだろう?彼氏にもされたことはないよな…」

「や、やだっ…し、ショウはっ…そんな、変態じゃっ…あぁっ、あっ、あっっ!!」

必死に首を振りながらも愛香は謙吾の責めに感じ入っていた。

いやなはずの、受け入れたくないはずのその健吾の指先が股間をなで回し…太ももからじわりじわりとなで回される度に、身体はびくんびくんと震え始め、そして、ついに割れ目に触れたときに、愛香の身体は電流を流し込まれたかのように激しく震えていた。

「〜〜〜っっっ?!!!」

一瞬にして甘い快楽は牙を剥いたかのように愛香に襲いかかり、愛香もそれに耐えられなくなり悲鳴をあげそうになりながらも、必死にこらえ歯を食い縛るが、その快感は簡単に消え去るようなものではない。

次第に思考は回らなくなり、体から力はふにゃふにゃと抜けていき、そして何より…再度顔が近付けられ、健吾が舌先を突き出す頃には…あれほど抱いていた健吾に対する嫌悪感は、快楽に対する好奇心に塗り替えられ始めていた。

(いやっ…嫌なのにっ…なんでショウ君より気持ちいいのっ…)


SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す