他人のモノになった、あの娘 62
そのまま千秋の足首を持ってグイッと返してベッドに押し付けて射精。
まんぐり返しの種付けプレス。
いくら身体が柔らかくてもキツい体勢で一番奥へ流し込む。
最後は言葉にならない叫びを上げてブシュッと潮を大きく噴いた千秋。
僕の方は満足感のいく射精だった。
その後、気を取り直した千秋を僕は風呂まで連れていく。
流石に激しかったせいか、千秋は湯船の中で脱力しきっていた。
そんな千秋を抱きしめながら僕も湯の心地良さに浸る。
「そう言えば、坂東の方はどうなんだ?」
「・・・入院したって病院からリークあったわ・・・もう玉は2つ共駄目で、竿も中折れって」
やや掠れ声でそう言う千秋。
普段の口調に戻りつつあるが、ハードなお仕置きの後だからか若干声に震えがあった。
「男としては終わりだなぁ・・・」
同じ男としては同情したい。
だが、去勢されてもいいぐらいの事をやったから自業自得でもある。
「坂東の父親が末期癌で、持って数ヶ月・・・そっちの方が玉どころでない騒動の種ね」
「荒れるのか」
確か坂東の父親は町の有力者だった。
「荒れるわ・・・ドラ息子に跡を継げる器量が無いもの・・・後は私達が持ってるネタを流してあげれば崩壊ね」
救出と復讐が千秋達の目的なら、復讐の方は順調のようだ。
救出の方も千秋の事だから抜かりは無いのだろう。
「助けてやれる同級生達はどうなんだ?」
「そっちは少しずつかな・・・快楽漬けで未来を諦めちゃった子や、人間不信で警戒する子も多いからね」
「だよなぁ・・・」
少しずつでも進んでいるならいいとしよう。
だけど子供を抱えながら絶望して自堕落な生活を送ってる子が多いなら、何とか助けてやりたい。
「それに性癖とか歪んでしまった子も多い」
「心配するな、大概受け止めてやる」
未来や千秋、礼奈に瑠奈も大概酷い性癖持ちだ。
また違うタイプが来ても驚きはしないと思う。
まあ、そう千秋が言うだけに酷い有様なんだろうとは想像できる。
「まあ、何にせよ相談を先にしろ」
「うん・・・ごめん・・・」
しょげた千秋の頭を軽く撫でてやる。
僕だったらきっとなんでもOKしてくれるだろうと先に話をつけてきたのだろう。まさかオフィスに瑠奈がやってくるとは思わなかった。千秋にはこうしてお仕置きはしたけど、基本来る者は拒まずのスタンスだ。救えるならみんな救ってやりたい。未来や愛海だって気持ちは同じだろう。
「やり過ぎた分のお詫びだ」
「ふああっ……あっ、そこ弱い…んあっ」
しょげる千秋を背中から抱きしめ耳たぶを甘噛みする。千秋は甘い声を出してビクビク身体を震わせる。
「本当に可愛いなぁ」
悶える千秋を見ながら心からそう思う。
「んぁっ!・・・でもっ、汚れた私達よりっ・・・大輔しか知らない愛海を可愛がって!」
この汚れたと言う表現が何時も腑に落ちない。
「あれか・・・男は廃棄物か病原菌か?・・・ヤッたら汚染されるのか?」
「ちよっ?!」
僕の言葉に千秋が戸惑う。
予想外の答えだったのだろうか。
まあ、僕でも坂東や上野や相澤は生ゴミだと思ってるけど。
「なら汚染物質の僕としては・・・汚れてくれたから僕の所にこれたんだねありがとう・・・って言うべき?」
棒読み調でそんな風に言うと千秋はかなり戸惑った顔をする。
「そんなっ!大輔の事をっ、汚いとか思って無いっ!」
「僕も千秋や未来が汚れてると思ってないよ」
未来も千秋も、そして礼奈も瑠奈も・・・
多くの男に抱かれたから僕の所に来たと思ってる。
重なり合わない人生を重ねたのがそれなら、別段悪い事と思わない。
だから汚れたと言う表現が全くもって腑に落ちないのだ。
もちろん愛海のことは好きだ。大好きだ。
それと同時に未来も礼奈も瑠奈も、もちろん千秋も同じように好きなのだ。それは汚れているとか、そんなことで差をつけるようなことは全くない。
こうして肌を重ねることのほかにも、愛を育めるようなことができれば…皆と最高の関係を築けると思うのだ。
「なあ大輔」
「なんだ?」
「今日が、危ない日だ、って言ったら、大輔、どうする?」