他人のモノになった、あの娘 33
「大輔くんが好きだって言ってくれるこの姿で…」
未来が僕の膝の上に飛び乗る格好になって、顔がすぐ近くに接近する。
「ちゅっ」
「んっ」
軽く唇が触れる。
未来の手が僕の股間を探る。
僕は未来の身体をこちら側に引き寄せた。
そして未来の身体をくるりと反転させる。
子供を抱っこするような感じで未来を僕の膝の上に座らせ、未来の背中が僕の胸板にくっつく。
その体勢でおっぱいに手を伸ばし、乳首のピアスをグリグリすると未来から甘い吐息が漏れた。
「そう言えば、普段着露出がかなり多いけど・・・ああ言うのが好み?」
「うん・・・ああ言う格好してると、みんな視線で犯してくれて・・・凄く気持ちいいの」
部屋の中では殆ど裸だし、調教されて露出に目覚めたんだろう。
別にそれは嫌いではない。
「私のドスケベな身体も見て欲しいし・・・セックスも見て欲しい・・・だから、AVとかしたかったんだけど、千秋に絶対ダメって言われて・・・」
これは千秋にGJと言いたい。
セクシー女優が駄目とは思わない。
むしろ好きだ。
だけど未来がセクシー女優になっていたら、大人気になり過ぎて、こんな風に再会できたかどうか・・・
「プライベートで僕のセクシー女優にしてあげるよ」
「嬉しい!いっぱい撮影して欲しいっ!」
カメラはデジカメも、本格的な一眼レフも持っている。
もともと写真を撮るのが趣味で、高校時代は部員が少なかったが写真部として活動していた。
もっとも対象は風景だったり、鉄道とか車とか。
背後からふっと耳に息を吹き付けると未来の身体がビクンと震える。
それに乳首への刺激を与えると甘い声で小さく叫んで軽くイったみたいに身体をもたれさせる。
「坂東たちには撮られたりしなかったの?知らないところで流出とかしてたら心配だし」
「中学時代の写真や動画は礼奈さんが殆ど回収したみたい・・・高校以降は千秋が何とかしたみたいだけど・・・どちらも完璧かどうかは分からないわ」
そっか・・・
まあ、出たら出たでどうにか出来る財力はあるし、幸いにも千秋は弁護士なのだ。
「嫌な思いもいっぱいあったけど・・・これも私にとって大事な思い出なのよね」
スマホから一枚の写真を僕に見せてくる未来。
それは中学の修学旅行の時の写真。
笑顔でピースする未来と仏頂面の千秋。
そして僕と仲の良い男子1人。
確か、一緒に色々回った僕にとっては良い思い出だ。
「ああ、これ千秋と未来が残ってたんだよね」
「そう、どこ行こうか迷ってた時に大輔くん達が来たのよ」
僕ともう1人が便所で出遅れたから、偶然未来達と一緒に動く事になったんだった。
当時の僕にとってはラッキーなイベントだった。
写真もどこかの店の人にスマホで撮って貰った筈だけど・・・
どこかにデータを置いて忘れたままになっていた。
「そっか・・・こんな思い出も残してたんだね」
「そうよ、悪い事ばかりじゃないから・・・」
そう言った未来は別の写真も見せてくる。
それは中学の廊下で撮った写真。
未来と共に映る地味で小柄な女の子は愛海だ。
そして僕が居るのは、あれだ。
「文化祭の実行委員・・・そう言えば一緒にやったものね」
「ええ、あの時のよ」
こうやって未来と中学生活で何度か一緒のイベントはあった。
こんなイベントを通して僕は未来に仄かな恋愛感情を抱いていったのだった。
「この時、坂東とかに何かされなかったのか?」
「されたわよ・・・修学旅行の後に呼び出されて何時もよりハードに犯されたり・・・文化祭の時もね・・・この写真の時も」
未来は思い出すように語る。
「大輔くん達と合流する前に坂東に犯されて・・・下着も無しで身体に卑猥な落書きされて・・・アソコは坂東の精液にまみれてたのよ」
苦笑しながら未来が言う。