他人のモノになった、あの娘 185
そして、そんな会話をしながら車はとあるラブホへ・・・
部屋に入ると美咲が抱きついてきた。
「結婚後も四条姓のままよ」
「と、言う事は・・・」
「ふふ、アイツは名前すら奪われた訳」
左手薬指の結婚指輪を僕に見せながら楽しそうに笑う美咲。
徹底的に復讐する気と言う事だ。
恐らくこれは千秋とかも絡んでいるんだろう。
坂東はあれだけの事をやって復讐されないと思ったのだろうか?
一応、過去に何度か被害者の身内が復讐しようとしたらしいが返り討ちされている。
それで妙な自信を持ってしまったのが油断に繋がったのかもしれない。
「女と意識してこなかったけど・・・凄くいい女だったんだな、美咲って」
「そうよ、アイツに仕込まれたんだけどね・・・」
身を離して服をお互いに脱ぐ。
背中にタトゥーが刻まれてるのを見て、ようやく彼女も坂東の毒牙にかかったのが実感できた。
そしてやはり、乳首と割れ目にピアスが飾られていた。
「復讐心を忘れない為に残していたんだけど・・・」
「素晴らしいね、僕好みだ」
美咲の身体を引き寄せて軽くキス。
唇を離して表情をうかがうと、クスッと笑っていた。
「水上くんって大学の頃から変わってたなって思ってたけど、今もなのね」
「それは自覚してる」
「でも、アイツよりは全然いいし、好きだな」
大学時代の美咲はたまに僕のサークルに顔を出す友達感覚だった。
サークルの仲間たちは美咲と一緒にいることの多かったお友達の山本さんって子のほうが美人で、ひそかに狙ってた、という話もよく聞いた。
僕にとっては話の合う美咲のほうが明らかに無関心だった山本さんよりも好みではあったが…
その山本さんが佑梨と同じ事務所の女優仲間だというのは、また別の話。
僕は山本さんには余り魅力は感じなかったが、美咲は結構魅力的だとは思っていた。
もしかしたら、調教済みだった彼女の雰囲気を無意識に感じてしまっていたのかもしれない。
背後から抱き締めてたわわな乳を揉む。
着痩せするタイプか、着衣だとそこまで大きい気はしなかったが、脱ぐとかなりのもの。
スタイルも良くて萌や千秋と似たような感じがあった。
そして下腹部に手を伸ばすと既に濡れている。
反応は上々だ。
「んあ・・・日にちも合わせてるから、早く膣内に欲しいわ」
少し焦れたような美咲が可愛らしい。
形式上ではあっても他人の妻を孕ませると言う行為がゾクゾクする程背徳的だった。
何時もとは違う興奮があった。
「アイツに随分仕込まれたみたいだね」
「そうね・・・大嫌いだったけど、身体は慣らされるものね」
こればかりは仕方がない。
でもそんな快楽に弱い女達程可愛いものはない。
「もっとまともな恋愛もしたかったけどね」
「それでも抱いて抱いて抱きまくりたいほどいい女になったじゃないか。僕は好きだな」
「身も心も水上くんのモノにしてね。お願い」
「じゃあ、大輔、って呼んで」
美咲がニッコリ微笑む。
「私、大輔だけのモノになりたい」
「そうしてあげるよ」
美咲の乳を捏ね回しながら割れ目の中を指で掻き回す。
グッチュグッチュと卑猥な音をあえて響かせた。
身体を震わせる美咲の反応はいい。
実に良く仕込まれてる感がある。
立ったままスキンシップを繰り返し、ゆっくりとベッドに誘う。
ベッドに美咲を寝かして覆い被さり、キスをしながら胸を愛撫していくと彼女は切なげに身を捩った。
「ああ・・・ずっとしてないから・・・早く欲しいぃ・・・」
「うん、たっぷりあげるよ」
美咲の脚を開いて腰を割り込ませて挿入する。
しっかり濡れたそこはなかなか良い具合。
坂東の唯一評価する点は、コイツに仕込まれた女はすこぶる具合がいいと言う所だ。
美咲だって例外じゃなかった。
「ああっ、嬉しいっ!・・・みな・・・大輔とっ!」
歓喜の美咲の声。
僕も嬉しかった。
その喜びを抑える事なく僕はピストンを始める。
「ああっ、いいっ、いいっ、いいのぉっ!」
感情を爆発させたような美咲の叫ぶ声。
久々のセックスに酔ってる感がある。