「あの人って案外自分本位なんですか？」
「まあ、そういう面が有るのは否定出来ないわね。まあ、歳の差的に仕方ない面もあるけど」
「でも、キスもあんまりしてくれないとか、射精も我慢しないで無遠慮にするとか……そう言えば美憂さんの喘ぎ声が隣に聞こえるのもお構い無しでしたね」
「え、私の声は兎も角、あの人の声も聞こえてたの？」
「ええと、俺に聞かせればいい的な言葉が聞こえましたよ」
美憂さんの表情が少し歪んだ。
「……何かゴメンね」
「や、あの、俺的にはありがたい事でもありましたから」
思うところが何も無い訳ではないけどね。

「君にはいい思いも、ちょっとアレな思いもさせちゃったのかもね。その分、今夜からは、いっぱい楽しみましょ」
「すでに楽しませてもらってます」
「まだまだ、まだ足りないわ」
美憂さんはパイズリをやめ、俺の身体に倒れ込むように抱き着いてきた。
「ん、んく、ちゅっ、うんっ」
「ちゅっ、ちゅ、んふっ、ちゅ…」
美憂さんが求めてきて、深いキス。

「んっ、まだ足りないってのは俺に対して？それとも自分にとって？」
「ん？両方よ」
「まったく、とんでもない女だな」
「あら、ＷＩＮ−ＷＩＮじゃない？貴方は私をモノにしたかったんでしょ？そして私は欲求を満たせる。ほら良い事尽くめ」
「なら、たっぷりと堪能させてもらうよ」
「お互いにね」
そして俺達は再び互いの唇を貪り始めたのだった。


「んっんっ、んくっ、ちゅ、んんっ」
「んっ、はんっ、ちゅっ、んちゅっ、んんんんっ…」
濃厚なキスがしばらく続く。
美憂さんはしっかり頭を押さえていてなかなか離れない。旦那さんにしてもらえないことをもっとしたい、という気分のようだ。

「美憂さん、キスもいいけど」
「んっ…」
「俺、もう我慢できない」

「んっ…、くちゅ。また入れたいの？」
「いや、それもあるけど。キスだけでイっちゃいそうで…」
「入れてもないのに出すのは男として負けとか言ってなかった？」
「美優さんのキス、凄すぎ。まるで口の中を犯されているような…」
「まだまだ序の口よ。中に出して欲しいから入れてあげるけど、限界まで我慢してね」
美優さんは、騎乗位でキスしたまま入れる。
俺は激しく突き上げようとするが、美優さんの腰に阻まれる。
「私の膣をじっくり感じてほしいの。キスだけでイッてほしい」