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ツイン妻
官能リレー小説 - 若奥さん

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ツイン妻 1

「君のことが好きなんだ、付き合ってください」
「私も………大好きです。嬉しい……」

職場に派遣社員としてやって来て働いている年下の女の子。顔も声も可愛くて、しかも巨乳……で、一緒に働いて半年くらい。よく話も弾んで、気があうようで、ずっと気になっていた。
ある日の仕事終わりに思い切って告白したら、彼女も俺のことが気になっていたようで、晴れてお付き合いすることになった。

3歳下の宮藤結衣ちゃんはとてもおくゆかしい子で、自分からはあまり主張しない、俺の3歩後ろをついてくるような女の子。俺自身は黙ってついてこい、と言う気持ちがあるわけではないので時々困ることもあるんだけど、結衣ちゃんは見ていて飽きない子なので実際付き合い始めてからも至極順調で、仕事が休みの週末はデートを重ねてきた。

「結衣ちゃん…そろそろ……俺と一緒に、っていうか、その、同棲とかしない……??」
「あっ……はい!私も、嶺さんと一緒に暮らしたいって、思ってました!」

軽く、自然に聞こう、と思ったけど、いざ言うとなるとドキドキして、いい言葉が思いつかなかった。
何とか言葉をつないで尋ねると、返ってきた答えは最高のモノだった。
お互い、心も通い合ってるなって思えて嬉しかった。


そして、結衣ちゃんが荷物を持って俺が住むマンションにやってくる日。
どちらの部屋が広いか、なんて話をして、決めた同棲生活。

「嶺さん、よろしくお願いします」
「うん…よろしく…」

甘い甘い生活の始まり、と思いきや、何かが違った。
結衣ちゃんと一緒に、見た目凄くそっくりな女の子が隣にいた。

「君は誰?」
「宮藤芽衣です♪よろしくお願いしますね、お義兄さん!」

結衣ちゃんは双子の妹だった。初めて知ったのがこの日だった。

芽衣ちゃんはよく喋る。結衣ちゃんとは双子とあってそっくりだけど、まるで性格が違う。
あまり主張しない結衣ちゃんに代わって芽衣ちゃんが来る、みたいな感じ。代弁者、とでも言うのだろうか。
最初は何だコイツウザいなと思ってしまったがよく考えると結衣ちゃんは芽衣ちゃんと一心同体、無くてはならない存在でこれまで来たんだろうな、と思った。


「ごめんなさい、嶺さん…今まで黙ってて、騙してしまったみたいで」
「そんなことはないよ。結衣ちゃんにとって芽衣ちゃんは大切な存在なんだろ」
「はい…」

申し訳なさそうに、俯きながら言葉少なに答える結衣ちゃん。
結衣ちゃんと2人の甘い生活を想像してたから予想外だったのは確かだ。しかし、ここで芽衣ちゃんの存在を疎んじるなら、それは結衣ちゃんも傷つけることになってしまう。
まあ芽衣ちゃんも結衣ちゃんと双子だけあっていい身体してるからな……もしかしたら結衣ちゃんよりもおっぱい大きいんじゃないか…って、口には出さないようにしなきゃな。

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