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犯したい者と犯されたい者
官能リレー小説 - 若奥さん

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犯したい者と犯されたい者 6

それから数日。
夕方のタイムセールから帰ってくると同じように学校帰りの彼に出会う。

「あらおかえり」
「どうも」
今日の服は普通だぞ。誘ってなんかないからな、なんて思いつつ。
彼もちょっと頬が赤いけど、まともに接してくれるようにはなったかな。

「あの、お姉さん、今度の週末、空いてますか」
「ふふ、デートのお誘いかしら?」

ダーリンは週末、ちょうど部活の遠征で1泊2日…家を空ける。

「まあ、そんな感じです」
「うん…いいわよ。ヒロくんから誘ってきたんだから、たっくさん楽しませてね」
「…はい」

はにかんだ笑顔で頷く。可愛い。ちょっとダメなのに、彼に恋してしまう自分がいる。


夜遅くダーリンが帰ってくる。
私より8歳年上、サッカー部の顧問で身体は今もアスリートらしく逞しい。
ヒロくんとは対極にいる人物かもしれない。

そんなダーリンが寝る前に私を不意にガバッと抱きしめる。
「週末は忙しいから、彩とヤルなら今夜しかないんだ」

もちろんダーリンのことも愛しているから、私は彼のしたいのに任せた。


「あっあっあっあっ、んああっんあああっんあああっ!!!!!!」
パンパンと音を響かせながら、ダーリンはお風呂の中で私を突きまくる。
ベッドでしてって思ったけど、彼は我慢できなくてお風呂で始めてしまった。
ヒロくんにはないガツガツしたところが、イイところでもありダメなところでもあるのよね…


その夜のダーリンはベッドの中でも激しかった。
出張とか部活の遠征とかで家を空ける前はたいていこんな感じなのだ。明日の朝も早いというのに。
何度もイかされて、最終的にそのまま寝落ち。翌朝目が覚めたら全裸で、昨夜の激しさを改めて知る結果になるんだよね。

「頑張ってね」
「頑張るのは生徒たちだけどな」
「顧問なんでしょ、しっかりね!」
ベッドでは強気なのに普段は控えめなダーリンである。そのギャップがいいんだけどね。

玄関で出かけるダーリンを見送る。
生徒たちからは慕われるいい先生なのはわかっている。

「ふぅ」
後姿が見えなくなるのを確認して、家の中に戻ろうとする、が。
私は気づいてしまった。

「いるんでしょ」
そう言うと、向こうの角から人影が。
やっぱり、ヒロくんだった。
いったいいつからそこにいたんだか。

「旦那さん、行かれたんですね」
「それをずっと待ってたわけ?」

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