犯したい者と犯されたい者 1
休日の午後。
玄関から来客を告げるインターホンが鳴る。
「はいはい、出ますよー」
私、和多田彩(わただ・さやか)、20歳ですが人妻で、双子の娘の母である。
高校卒業後にデキちゃって、当時の憧れの先生と結婚しました。
今は家事と育児と、奮闘中の身なのです。
玄関に駆けつけ、ドアを開ける。
目の前に立っていたのは………帽子を目深に被り、サングラスにマスクという格好の男。
男……うん、男。
それにしては、背が低い。165cmの私より低い。
男…いや、少年は私にじりじりと近寄り、目の前でポケットの中を漁り何かを取り出す。
無言で突きつけるのはカッターナイフの刃。
「あなたの要求は何かしら?」
少年は何も言わずただ刃を突きつけながら私に迫る。
いっちょ前に脅して見せようとしてるみたいだが、その手はブルブル震えている。
このまま取り押さえちゃってもいいけど、私のもう一つの願望が頭を過った。
「ねぇ…」
少年は私の言葉を遮るように私に飛び掛かり胸を掴んで押し倒してきた。
力任せに揉んで掴んできてちょっと痛い。
興奮ぶりは十分伝わってくる。
「ンッ、痛いっ」
少年は私の反応などお構いなしにセーターをたくし上げ強引にブラをはぎ取り両手で胸を揉みくちゃにする。
そこに気持ちよさは微塵もない。
「ねぇ、そんなこと…んっ!?」
彼に話しかけようとすると頬に一発張られた。
あくまで私を犯すことが彼の目的のようだが…
律儀にカッターナイフをしまい、彼はいったん私から離れズボンのベルトに手をかけた。
この間に逃げたり、反撃することもできたけど…私は、もうちょっと彼の反応を楽しもうと思ってしまった。
ちょっと手間取りながら彼はズボンとパンツを脱いだ。
そして私の目の前に自らの男の象徴を突きつけた。
サイズは……彼の歳からしたらまあ、平均的、それよりちょっとは上だろうか?
「ああっ」
彼はその象徴を無理やり私の胸に挟み腰を迫り出してきた。