犯したい者と犯されたい者 7
「少しでも長い間お姉さんと一緒にいたいですから」
彼ははにかみながら言う。
「今からお姉さんは僕のモノ…」
「私は君のモノになった覚えはないわ」
「だったら、今からしませんか」
「デートの予定は?」
「その前に、です」
可愛い顔してなかなか言うようになったな、と思いながら私はそんなヒロくんを家に上げたのだった。
「コーヒーでも入れるからリビングでゆっくり………んうっ」
玄関で靴を脱いだヒロくんは背後からいきなり抱きついて両手で胸を揉んでくる。
「ちょ、ちょっと、んっ、早いよ、っ」
「ずっとこうしてたいって思ってたから、我慢できませんよっ」
「う、ん、んんっ」
グニグニとこね回すように胸を揉まれ、耳元ではヒロくんの興奮する息がかかる。
そして下半身の硬いモノ…この前よりすごいかも…
「大きくて、柔らかくて、いつまでも触っていたいですよ。エロくない普通の服を着ててもちゃんと目立つんですから…」
「んっ、もう、んあっ」
襲う、というよりは私に甘えている感じがする。
仕方ない子だ。
ちょっと呆れながらも、身体の奥底に火が灯っていく。
「ね、ねぇ、させてあげるから、この前の部屋に行こ…そこまでは我慢、ね、っ」
「わかりました」
いったん手が胸から離れた。
後ろでは何やらカチャカチャ音がしていたので私が何も言わなかったら押し倒されてバックからズブリとやられていたかもしれない。それも十分燃えるんだけど、ね。
今週は一人きりだったはずの寝室に再び彼を招き入れることになる。
ベッドに近づくとそれより早く、彼が私を押し倒した。
ジタバタともがくのは、形だけかもしれない。
彼の思い通りにさせて、組み伏せられ、唇を奪われる。
ちょっと強引な彼の攻めをすんなり受け入れちゃうあたり、私って以前からこうされたかったのかもしれない。それでもお返ししてやりたくて、彼のズボンの上から膨らんでいる股間を掴み、握る。
すると彼は私の胸を揉む力を強め、何度も何度も繰り返しキスを浴びせてくる。
「んっ、ん、っぁあんっ、もっ、む、胸ばっかりっ」
「お姉さんのおっぱい柔らかくて大きくて好きだ」
「んっ、ふ、わたしっ、んあっ」