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愛妻・美月
官能リレー小説 - 若奥さん

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愛妻・美月 11

和田さんはそう言い、そっと肩を叩いてシャワー室を後にした。
これから私どうなっちゃうのかな…不安ももちろんあるけど、ワクワクしちゃう気持ちも、あるんだよね。


次の日も収録。
スタジオで番組のアシスタントを務める。
今日は真っ白なタートルネックを着てるんだけど、男性スタッフの皆さんの視線、私に集中してないかな…

和田さんに言われたことが気になってソワソワしてしまう…
当然に視線はスタッフさんたちの股間に泳ぐ…

まあそのモッコリとした脹らみはその存在感を表してはいるけど、それが勃っているかどうかははっきりとは分からない…

きっと和田さんはあんなこと言って、私を辛かっただけなのよね…?

「お疲れ様でした」
「おつかれー」
収録が終わり、スタジオ裏で帰り仕度しようと楽屋に向かう。

「蜜樹ちゃんおつかれ」
「あっ、はい、お疲れ様でした」
「せっかくだしちょっとお話しようよ」
「ああ…はい」

番組のMCの芸人、藤村さん。
ダーリンより少し年上の方です。
普段からとても気さくな方なんですよね。

こうやって、いつまで経っても現場に慣れない私を、いつも気づかってくれる優しい人…
私にとって藤村さんは、お兄ちゃんみたいな存在の人ですね。

「それじゃあ軽く一杯飲みに行くか…蜜樹ちゃんと二人でなんて初めてだからな…」

「はい!お願いします!」
そんな優しさが嬉しい。

ダーリンには夕食は外で、帰りは遅くなるから美涼と2人で食べてね、とメールを送り、藤村さんと2人の夕食に出かける。

「蜜樹ちゃんはすごいよなぁ、旦那さんも娘さんもいてねぇ、しっかりしてるよ」
「そんなことはないですよ…」
「俺ももう身を固めなきゃいけない歳だと思うんだがなぁ…」

藤村さんといえば、ついこの間まで大人気グラドルと交際してるニュースがあったが、その表情はさえなくてなかなか声をかけにくいときもあったのだ。

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