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幼妻のアブない日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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幼妻のアブない日常 99

「あああぁ、いやぁあああぁ…!」
その痛みでまた意識が戻るが、そこに容赦なくユウくんの張りが見舞われる。
ぼんやりと見えるその表情はまさに狂気に満ちていた。
さすが、役に入り込むと人間が変わったかのように…

軽く首を絞められ、頬を張られ、何度もピストンで蹂躙され、本当に事切れてしまうんじゃないかと思った瞬間、監督のOKの言葉が飛ぶ。
…その瞬間、ユウくんも一気に力を抜いた。

正直、セックスの中では最悪のシチュと理解できた。胸も揉んで欲しかったし、嫌だけど感じてしまうみたいな甘さも欲しかった。
でも、尺が長くて濃厚なシーンでも、ダーリンが見てしまった時に言い訳が立たない。
ドラマとしては数字が伸びてほしくないけど、お話の中でユウくんを逮捕したり裁く役の女優さんの前でそんな素振りは見せれない。
私は冒頭のシーンだけなので、これで撮影から開放される。後は、すべての撮影が終わった打ち上げに出るぐらいだ。
役の中の話だけど、どんな撮影だったかダーリンに知られたくないので、家に引きこもっていた。

打ち上げは思ったより早くて、ユウくんや未遂で済んだ未成年の子とは話しづらかったけど、思わぬ人と知り合う。
検事役の女優さんで、本当は制服姿で犯人を逮捕する役がしたかったと愚痴られた。婦警に選ばれた女優さんのほうが若くて運動神経もいいから選ばれたそうだ。
彼女も裁判で確実に犯人を有罪にするためにいろいろ思案するのがバスルームで、見せてはいけないところは見せずにセクシーに見せる方法を聞きたかったと言われる。
「お互い、釈然としない仕事だったけど、せめてお遊びで羽目をはずしてみない?」
「どんな遊びですか?」
「実社会では男に振り回されて理不尽だから、プレイで男を嬲ってみない?婦警のコスで変態を責めるの。最近知り合ったプロの人で、星野さんっていうんだけど…」
「えっ、真紀とお知り合いなんですか?」
「あなたも、あのクラブ知ってるの?」
「真紀とは女王様というかプライベートで親しいんです」
真紀ならいろんなプランを用意できそうなので、私と彼女の仕事でのストレスも発散できるだろう。婦警のコスでもリアルなのかポリス風なのか迷いそう。
「やっぱり若い子がいいのかしら?…」
「えっどうして分かったんです?…」
ちょっと焦る…彼女には自分が童貞好きだなんてまだ言ってはいないのだ…

「それゃあ分かるは…貴女、真嶋ユウに散々ひどい目に合っていたじゃない…」
あっ私の演じたブイ観てくれたんだ…

「映っていたかどうか知りませんけど、アレ、本当にヤッてたんですよ」
「聞いたよ、監督もすごいこと考えるもんだなって」

この検事役の女優さんは新井真奈美さん。
以前美咲さんともドラマで共演したことがあるらしく、それがきっかけで声をかけてもらえたのだ。

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