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幼妻のアブない日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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幼妻のアブない日常 97

「よぉお二人さん、よろしく頼むよ…」
監督が2人の側に歩み寄ってくる…

「こちらこそです…今日は精一杯頑張ります!」
これからと思うと緊張感が高まってくる…

「ああ…臨場感を出す為にカメラは遠隔から捕らえるから、スタッフや私は離れた位置にいることになる…このシーンは2人に掛かっているからな…」
「えっ?…指示はいただけないんですか?…」

「ああ、完全にアドリブの方がリアルさも伝わってくると思う。結衣子ちゃんはユウ君に任せてもいい…彼は日本映画の将来を背負って立つ男と期待してるからな」

ユウくんは引き締まった表情で頷いた。
これは…相当なプレッシャーがかかる。

「それじゃあ行くぞ!」
監督が声を上げ、撮影が始まる。

いきなり歩くだけのシーンで五回ほどNGを連発して、監督はカメラマンにも怒鳴る。初回は緊張しすぎていたからだけど、胸とおしりを集中的に写されるのには慣れている。
むしろカメラ側が遠隔で顔を映らないようにするのに苦慮していたみたい。
私ぐらいになると胸を揺らしながら歩けるし、短いけど広がったスカートも中が見えそうなぐらいは心得ているので問題ない。撮る側もギリギリを心得ていると信じたい。
でも、このヒールで敵わないながらも走って逃げるのは難易度が高いと思う。
監督には死体役よりもいいと言われているし、全体的な話の流れから犯され損ではないと聞いている。名も無き被害者だけど、取り調べで犯人がかなりいい獲物だった語られるらしい。
次に狙われる少女はうまく逃げ延びるし、女性の警官が犯人を捕らえて女の検事が裁く流れだからだ。
いずれは私も、肉体目当てじゃないそんな役も演じてみたいけど、今はその足掛かりを掴む為にもこの役を頑張るしか無い…
だって監督に納得してもらえれば、次の作品にまた呼んでもらえるかもしれないものね…

「それじゃあ次こそOK貰いましょうね…」
ユウくんの言葉に力が入る…
流石男の子…ここまでNGを出されると返って燃えるのかもしれないはね…

シーンと静まり返った深夜の小道に、私のヒールの音だけがこだまする。
ユウくんが後ろから近づいてくるのを見計らって小走りに切り替える…

一度振り返ってその人影を確認し、走りづらいながらも可能な限りのスピードで。
ユウくんが私の服をつかみ、そのまま無理やり押し倒す。

「い、嫌っ、やだっ…!」
無言で私の首を絞めつけ、胸を鷲掴みにするユウくん。
まだNGは出ない。必死にもがく。
「やぁ、いやぁ、ぁあ…」
頬に張り手が飛ぶ。服は引きちぎられそうだ。

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