幼妻のアブない日常 6
顔を赤らめ、自分の欲求を素直にねだる渉くんを可愛く思う…
「クスッ…触ったことあるの?…」
「あっ、いえ…女性のはまだ…」
渉くんは何かを隠すように目を逸らしながら答えた。
「“女性のは”ってことは…もしかして?…」
思春期の青年が、友達とちちくり合うことがあるのは知っていた。
「まあなんというか…友達で相撲取りみたいな奴のを悪戯で触ったりしたことがあるくらい…」
「男の子ならやるよね、そういうの」
隣に視線を移す。
真紀は慧くんと熱い熱いキスの真っ最中。
真紀から彼を優しく導くように。ドSだけど弟は溺愛している真紀だけあって、慧くんも弟みたいなものかな。
そんな中慧くんはぐっと眉をしかめる…
よく見ると真紀の指が慧くんの乳首を摘んでいた。
“ふっ…”
思わず笑ってしまう…
やっぱり何やかんや言っても、真紀の性癖は女王様なんだろうね…
「ぁ!…」
合わさった唇の間から、慧くんが甘い声を漏らす…
この子が開発されるのも、時間の問題かもしれないはねぇ…
「ふっ…アイツ女の子みたいな声出しやがって…情けねーよな…」
首を掲げた渉くんが鼻で笑う…
「あらぁ随分と上から目線じゃない…」
「それゃあそうですよ…俺だったらあんな声は絶対に出しませんからね…」
「経験も無い癖に自信あり気ねぇ…」
「だってそうですよ…俺は見た目はこうでも、中身はちゃんとした“男”ですからね!…」
「ふふ〜ん、じゃあこんなことしても?」
結衣子は渉のモノを指でつまんで刺激を与える。
「あ……そんなくらいじゃ、っ」
「気持ちいいでしょ」
「反則です、結衣子さん…ぁ」
「男の子が気持ちいいって顔すると嬉しくなるんだ。セックスってお互いが気持ちよくなるのが理想じゃない」
「せ、セックス…」