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幼妻のアブない日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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幼妻のアブない日常 37

「それで麻友ちゃんの相談って…やっぱりエッチのこと?…」
彼氏が人気アイドルなだけに、聞かなくともそっち関係のことなんだろうと察しはついた…

「やっぱり分かりますぅ?…彼の事務所ってそういうことには滅法厳しくてぇ…」
ズルっとアイスティーを啜りながら麻友ちゃんは頬杖を着く…

「あらぁあの事務所って既婚者だっているんじゃない…?」
「それは揺るぎ無い地位になってからみたいなんですよね…彼みたいに今が旬のアイドルは、セックスの臭いなんかご法度って訳なんですよぉ…」

年功序列なのか、それこそまだ格が違うぞ、ってことなのか。
麻友ちゃんが気の毒にも思える。

麻友ちゃんの彼は福山龍一くんという。
麻友ちゃんとは同い年。最近俳優としても人気の上がってきたアイドルグループの男の子である。
すごくお似合いの2人ではあるんだけど、そっち方向は…

「彼って、麻友ちゃんの前に女の子がいた感じはする?」
「それは、全然ないみたいなんですよねぇ」

「じゃあ、マザコンだったり…お姉さんや妹の話ばかりしない?」
「そういうの無いです。ただ…」
「なあに?」
「マネージャーさんと手を繋いでたんです」
「ああ、年上好みね。優しくリードしてほしいとか思う年頃ね」
「それが、男の人なんです」
「ええっ!」
てっきり熟女趣味に目覚めたかと思っていた。
「もしかしたら、役作りの為かもしれないし…」
「ホモの役なんてしてた訳?」
「オネエっていうか、それっぽい感じの…」
「龍一くん、美形よね…役の研究にそういう場所やお店に行って、変に気に入られて目覚めちゃったのかも」
女を寄せ付けないだけで、そっちはノーマークだ。
「もしかしたら、掘られたのかも…」
麻友ちゃんの顔が青ざめる。
「可能性ってだけでしょ、それに…女が掘ることだってできるのよ。私、知り合いに女王様がいるから…」
「詳しく教えてくれます?どうしても、彼と別れたくないんです!」
私は茶化して一度実際に話してみればと相談を締めくくるつもりだったのに、予想外の展開になる。
結局真紀に会わせると約束してしまった。
「へぇ〜あの福山龍一がねぇ〜」
その夜さっそく真紀に携帯で、事の次第を報告する…

「でもそんな可能性があるって言うだけで、まだ核心は無いんだけど…」
「それで私に確かめて欲しいってこと?…」
「ええ、本当に福山龍一がそういう性癖なら…彼女に掘らせて上げて欲しいのよ…」
「そうやってでも福山龍一と一つになりたいっていう女心ね…、分かったは結衣子の頼みじゃ断る訳にもいかないもんね…」
「よかったぁ真紀ならそう言ってくれると思っていたんだぁ」
「でもちょっと心配…」
「え、何?…」
「もしも本当に福山龍一がゲイだったとしたら、一度や二度は道具を使って彼女はセックス出来たとしても、結局は男のナマのモノには勝てないと思うのよ…」
「ヤッたところで結局麻友ちゃんは捨てられるってことか…」

そういう結末は考えたくない。
麻友ちゃんにも彼にも幸せになってほしいのだ。
だったら何とかするしかない。私が身体を張って女の素晴らしさを教え込んでもいい。それくらいの気持ちだ。

麻友ちゃんに頼んで、彼…福山龍一くんと連絡を取ってみる。
麻友ちゃんも自分たちの関係を続けたいからか、すぐに教えてくれた。
真紀も連れて、まずは会って話を聞いてみよう。

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