幼妻のアブない日常 273
ちょっと意地悪な笑みを浮かべる舞。
そうやって男の子を手玉に取って遊ぶのは相変わらずうまいわね。感心しちゃう。
「……」
もう一人の男の子もあっけにとられ黙り込んでいる。
これだけの女の子に囲まれるなんて初めてなのだろう。
「いいわ、準備ができたのなら行きましょうか」
モジモジしている二人の熱い手を取り、ベッドへと誘う…
バスローブの布を持ち上げているところを見ると、下にパンツは掃いてはいないのねぇ…
彼等は彼等に成りに、これから起きるを期待してのことなんだろうけど、その期待を上回る程に…私は二人の身体を楽しませて貰うつもりなんだけどぉ…ねぇ♪
ベッドの上で私は服を脱ぎ、2人の目の前でその身体、肌を晒す。
何より自慢の身体だ。
「すげえ…」
1人がため息混じりに言う。
「さっき偽物がどうとか言ってなかった?」
「い、いや、巽さんのことを言ったわけじゃなくて…」
顔を赤く染め言い訳する眼鏡の少年…
聞かれていたとは思ってもいなかったのだろう…
「それゃあ偽物の女の子だっているけど…それを君たちにあんな風に言ってもらいたくはないは…」
人それぞれにそうしなければ成らなかった理由があるんだからね…
「その偽物がここにいるわけだけどね」
隣に座った舞が言い放つ。
「えっ」
眼鏡の彼が小さく驚いたようだ。
「見ただけじゃわからないのよね」
「ホントにですか?」
「人の何も知らないで、噂だけに流されているのよね」