幼妻のアブない日常 240
「あらぁ可愛そうに…浮気でもされた訳…?」
まあそんなことはよくあることよね…
「まあそのぐらいならよかったんですが、何しろ女性不信に陥ったぐらいですから…」
女性不信か…
私に対しての振っきら棒な物言いはそういうことだったのね…
そういう子の意識を変えさせるのにはちょっと自信があるんだけど、あの妹たちの声を聞いたらそれも必要ないのかな…
「ああっ!ああっ、いい、気持ちいい!」
「ねぇ徹さん、私も忘れないで…んんっ」
梨々子の甲高い声、玲衣子はおねだりする声…この姉あってあの妹だな。
「徹くんのことは置いといて…私たちは私たちで楽しまない?…」
あんな声を聞かさていては感化されるのは当然よね…
それに友達思いの仁くんのことを知って、ちょっと見直しちゃったしねぇ…
「あっ;でもいいんですか?…お姉さんは徹の方がいいんじゃ?…」
「徹くんの事は今は考えないで。私は、仁くんの事も好き」
「ゆ、結衣子さん…」
仁くんの頬を軽く撫で、甘く囁く。
一瞬身体がビクッとなったが、股間の反応はさすがだ。
「さあ、仁くんの好きにして。私を、好きな風に抱いていいのよ」
包むように、優しくソの硬直を握り締める…
「いいですか?…僕なんかで…」
自信なさ気に恥じらう大地くん…
やっぱり第一印象なんかで人を判断したらダメよね…
「“なんか…”なんてことは無いはぁ…仁くんは仁くんの良さがあるんだから自信持ってぇ〜」