幼妻のアブない日常 233
「おい、徹、せっかく美人3人も呼んだんだから、何とか言えよ!」
「仁、そうしてくれるのはありがたいんだけどよ…」
ナンパした彼が運転席に座るもう一人に話しかける。
もしかしてその彼のためなのか?
「お兄さん」
梨々子が声をかける。
好奇心旺盛な子、初対面の人でも物怖じしない子だけど、不安しかない。
それに比べ、徹と呼ばれた青年は顔を赤く染める…
「な、なんだよ…」
年端もいかない梨々子に向かいぶっきらぼうに応える姿は、仁と呼ばれた口の上手いナンパ青年とは大きな違いだ…
「もしかしてお兄さんはご病気なんですか?…顔色が良くありませんけど…」
「そ、そんなわけないだろ…」
「じゃあなんでこっちに来ないんですか?」
何も知らない梨々子らしいが…姉としては心配ばかりだ。
「ところで、皆さんはどういった関係で?」
仁さんの方が尋ねる。
「姉妹です。一緒に買い物しようと思って…」
「えっそうなんですか?!…僕はてっきり皆同じ歳だとばっかり…」
ちょっと;…
いくら玲衣子と梨々子が実年玲より大人びているからって、それは無いだろ;…
「そんなことある訳無いじゃない;…梨々子なんてまだ13歳よ…」
「ええっ!?中学生!?」
「はい」
「私も中3ですよ。ホントはもう一人お姉ちゃんがいるんですけどね」
彼らは驚きの表情を見せている。
「マジか…2人ともおっぱいデカいじゃん…信じらんねーな…」
「はい、Eカップです!」