幼妻のアブない日常 24
「そうね、少なくともゲイではなさそうね…」
「私もちょっと心配だったぁ…こういう所に勤めていると、そういう輩に如何にも狙われそうな子じゃない?…」
まあ真央の言うことも分かる。
身体のいい青年って、その手の男たちには御馳走に違いないもの…
「それじゃ急ぎましょ…あの子がそんな“危険な愛”に目覚める前に、とことん女の良さを教えて上げないと…」
私たちは彼の気を引かせるように、それでいてあくまで普通にプールで泳いで楽しむ。
最近は特に身体を動かすこともなかったから結構いい運動になる。
監視員の彼がしきりにこちらを気にしている。
真央と示しあって誘惑アピールした効果が徐々に出てきたようだ。
もうすぐお昼。
いったん休憩となるその時間が狙い目だ。
「あのう、飲みやすいドリンクってどれですか?」
「可愛い色のタオル、買おうと思うんですけど」
彼を仕事名目で足止めする。ジムでも一応グッズは扱っているし、ジム側も会費以外でも儲けたいと考えているはずだ。
きっと午後は別のスタッフと交代のはずで、夕方の会社帰りの会員が来るまで時間がある。
何より、私をグラドルと知らなくても、確実に興味を抱いているのがわかる。
「ええと…宜しければ案内しましょうか…」
「是非!」
「お願いしまーす」
真央と2人、彼に水着姿の胸やお尻で性的なアピールを見せながら並んで歩く。
彼が少し股間の辺りを気にする仕草を見せた。
「では、着替えてから更衣室の前で…」
「ねぇ、一緒にキテ」
「えっ?…でもここは女子専用の更衣室で;…」
彼はうろたえながら、分かりきったことを言う…
「ロッカーの鍵が調子悪いみたいなのよ…ちょっと見てくれると助かるんだけどなぁ…」
如何にも困りきった表情を結衣子はつくる…
「そ、それじゃ女性スタッフを呼んで来ますが…」
彼はもじもじとしながらそう言うが、呼びに行く気配は無かった。