幼妻のアブない日常 225
「なんだ…先生なの…」
美味しそうな年代じゃないことにちょっとガッカリしてしまう…
「何よお姉ちゃんその反応…普通驚いたりするもんじゃない?…」
「だって女子高生と教師との禁断の恋って…よく聞く話しだもの…」
「禁断ってわけでもないよ。もちろん人には大っぴらには言わないけど。梨々子と同い年くらいの男の子よりはよっぽど現実的でしょ」
梨々子というのは一番下の妹。現在小学6年生。
「いや、そういうののほうが燃えるかもね」
「お姉ちゃん、まさかショタに目覚めたとか…」
「そんなわけないでしょっ」
「それより梨々子の成長がすごいんだ…胸の成長が私を超えそう」
「瑠璃ちゃんでも立派なのに…」
考えてみるとここ暫くは、実家の方には帰ってはいなかった…
「あの梨々子の胸がそんな大きくなったなんて想像つかないは…」
前に梨々子と会ったのはもう数年前…
あの時の梨々子の胸はまっ平だったもんな…
「梨々子がすごかったら、玲衣子なんてもっとなのかしら」
玲衣子はうちの三女、現在中学3年生。
「玲衣子もボーン!って感じだね、お姉ちゃんとそう変わらないかも」
そう言う瑠璃ちゃんだって胸の膨らみは目を見張るもの。
お母さんがそうだったから、間違いなく遺伝だよね。
「私も久しぶりに実家に帰ろうかな…」
「うん、今度ね。お父さん転勤で単身赴任だけど…」
「じゃあ、母、姉妹揃ってどこかに旅行とか?」
「それは私の受験が終わってからにしてくれない…」
「あっそうよね…その為にこっちに来てるんですもんね…」
「今は勉強に集中しなくちゃいけない身なのよ;…」
「そんな四六時中、勉強勉強って訳にもいかないんじゃない?…その先生とやらもこっちに居ないんじゃ…我慢出来なくなると思うよ…」