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幼妻のアブない日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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幼妻のアブない日常 175

その奥様は結婚と同時に芸能界から引退なさって、数十年経った今でも、その姿を公の前に現すことは無い…
まさに“伝説”となってしまったのよね…

「奥様以外の女性には…三津さんから“押す”ことも無いのかしら?…」
「ははは、それは結衣子ちゃんの勘違いさ…結婚前に猛烈に迫ってきたのは、私じゃなくて彼女の方だからね…」

それだけ若き日の三津さんは魅力的な男性だったってことよね。
今もそれは変わらないけど…

「結衣子ちゃんの強い気持ちに負けたよ…部屋に行くかい?」
「はい…ありがとうございます」
私は撮影でつけたビキニに、パーカーを羽織って三津さんの部屋に向かった。

「もう若くは無いからね、結衣子ちゃんの好きな…若い男みたいには出来ないぞ…」
「やだぁ三津さんったら;…」
勝くんを眺める視線で分かっちゃたのかしら?…

「もちろん若い男の子は好きですけど…三津さんは特別ですは…」
あえて否定はしなかった…
三津さんほどの人なら、何もかもお見通しよねっ;…

「俺も何度も夫婦間の危機を乗り越えてきたよ」
「三津さんが、ですか?」
ちょっと考えられなかった。

「一番は身体の関係あるないかかわらず、お互いに分かり合えることだね。結衣子ちゃんも旦那さんとそうなってほしい」
「はい」
三津さんは、私が夫の存在を明かした数少ない方の一人だ。
妻の鑑のような奥様がいる三津さんだからこそ、重みのある言葉だと受け止める。

結婚してるからこそ、三津さんの言うことに結衣子も頷けるんだと思えた…

考えてみるとこのところ、ダーリンと身体の関係はご無沙汰だった…
それに不満は無いといえば嘘にはなるけど、確かにそれ以外の部分で、ダーリンとは強く結ばれている気もした…

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