幼妻のアブない日常 164
ニーナにはそう言われたけど、私自身はトップクラスだなんてこれっぽっちも思ったことはない。
トップっていうのはそれこそ、杏子さんみたいに第一線で活躍し続け、同性からも一目置かれる存在。
まだ殻を破る状況にすら至っていない。
「よし、今のいいよ!」
鮮やかなブルーが広がる海、真っ白な砂浜、快晴の空は雲一つない。
私は今、南の島のリゾートで写真集の撮影をしている。
カメラを向けるのは三津谷修司さん…この世界では巨匠と呼ばれるカメラマンだ。
ニーナにああ言われてから、ちょっと気合いも入っていた
トップクラスとはまだ言えないけど、それを目指して頑張らないといけないものね…
「三津さん〜そろそろブラ外しますぅ?…」
「いいねぇ〜、自分から進んで脱いでくれるなんて、結衣子ちゃん相当気合い入っているんじゃない?…」
「はい、三津さんに撮って頂けるんですから、今回のは勝負作にしたいんです!」
「いい意気だなぁ、きっとイイもんできるな、コレは」
水着のトップを外す。
手ブラしながらまずは背中からのカット、続けて正面。
ここまでの露出は初めてだ。
仕事とはいえやっぱり恥ずかしい…
太陽光を反射させるアンブレラを持ったアシスタントくんには、きっと乳首まで見えてしまっているだろう…
そう思うと益々に顔が赤らんできてしまう…
「いいねぇ〜その表情…コイツなんて仕事忘れておっ勃ってやがるぜ…」
「えっ?…」
アシスタントくんの股間に目がいく…確かにそこにはくっきりとしたテントができていた…
「まあ結衣子ちゃんみたいないい女だったら、若い子はみんなそうなるかもなぁ」
「もぉう、三津さんったらぁ」
「おおっ、その顔もたまんないねぇ!もう一枚!!」
三津さんに煽てられながら様々なショットを披露する。
砂浜に裸で寝そべったり、ちょっと切ない表情をしてみたり。
撮られるとなんだかこっちも濡れてきちゃうかも。