幼妻のアブない日常 153
「サービスって…?」
「それゃあいろいろとよ…個人的にもお近づきになりたいし…」
「えっ;…個人的にって…」
「それゃあ松田くんが脱ぐって言ってくれるんだったら、私だって普段は見せられないところまで松田くんだけには見せて上げなくちゃ…って思うのよ…」
松田くんを一緒に帰していい、と遥から了承を得て大学の門からも出る。
美帆ちゃんは他の仕事が入っているらしくここでお別れだ。
「ねぇ結衣子、どこ行く?」
「そりゃねぇ…包み隠さず全てを見せられるとしたら、場所は絞られてくるでしょ〜」
「まあ…ね」
まだ困った様子の松田くんを連れ、向かったのは休憩室…という名のホテル。
キングサイズのベッドの縁に座り、私とニーナは立ったままの松田くんを見上げる。
「どう?…覚悟は出来た…?」
「あっ;…やっぱりいざとなると恥ずかしいもんですね;…」
それはそうだろう…女の子2人に見られている前で服を脱ぐなんて、松田くんにしてみたら初めてのことよね…
「そんなこと言ってちゃダメよぉ〜、本番はもっと大勢の前で肌を晒さなくちゃいけないのよ…」
そう言いながらニーナは自分の服をスルスルと脱ぎ始める。
ことが早いなぁ…
「ええっ、今脱ぐんですかっ」
「そりゃそうよ、でなきゃ君にサービスできないじゃんっ」
「え、ええっ」
松田くん、さらに焦る。
そんなのに動じずニーナはいち早く下着姿に。
「さあ結衣子も松田くんも脱いでよぉ…」
あっ、私も脱ぐのね;…
私が脱ぐのにつられたのか、松田くんも一緒に服を脱いでいく…
シャツもズボンも脱いだ松田くん…
霜降りグレーのボクサーブリーフはあまりにも普通で…その普通さが松田くんにはとても似合っていた…