PiPi's World 投稿小説

若妻遊戯
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 28
 30
の最後へ

若妻遊戯 30

「いらっしゃいませ、お嬢様」

旅館のマッサージルーム。
和風な造りの建物の中には少々違和感のある一角。
やってきた亜美を迎えるのは執事のような格好をした若い男だ。

「コースとか、お相手とかは選べるの?」
「はい…こちらからお好きなものをどうぞ」
男が亜美に小冊子のようなメニュー表を手渡す。

そのメニュー表を見た亜美は呆れ返る。
そこには様々な男の写真と様々な内容のコースが記されていた。
「何コレ?これじゃホストクラブね」
亜美は此処は本当にマッサージなのか分からなくなっていた。

さらに読み進めると何やら怪しげなコースもある。此処は完全に風俗店でしょとツッコミたくなる亜美。尤も旅館のサービス施設だからか全体的に値段は大した事無かった。

案外、値段もお手頃だったので亜美は一番高いコースを選んでみた。一番高いのに内容が全く分からなかったのにも興味を惹かれたからだ。

「まさかこんな部屋を持ってるなんてねぇ」
部屋に案内された亜美を待っていたのは豪華なシャンデリアと心地よいアロマの香りだった。
「…これはマッサージだけじゃ終わりそうにないわ。でも、少しくらいは良いよね」

ソファーの上でバスローブ一枚羽織っただけの格好で亜美が待っていると、程なくして指名した男が部屋に入ってくる。
長身で端整な顔立ちの美少年だ。

「し、失礼いたします。ご、ごし、ご指名ありがとうございます」
少年は緊張感丸出しで、どもりながら挨拶してきた。
「どうしたの?若いから新人さん?」
亜美は微笑ましい姿を見て、楽しそうに尋ねた。
「は、はい。申し訳ございません」
少年は神妙そうにお詫びする。

「別に良いわよ。指名したのは私だし、ヘタに熟練そうなおじさんよりよっぽど良いわ」
コレは思ってた以上に楽しめそうだと、内心ウキウキする亜美だった。

「早速ですが、服は脱いでここに上がってください」
「いいけど」
亜美はエステに行った経験もあるので、さほど抵抗がないのかバスローブを脱いでトップレスになって台の上で腹ばいになる。
「僕も…脱ぎます」
少年も亜美の視線を意識したのか大半の顧客の要望なのか、黒いビキニパンツだけになった。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す