PiPi's World 投稿小説

若妻遊戯
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 9
 11
の最後へ

若妻遊戯 11

「えっと…こう言うとあれですけど、男はみんな巨乳が好きだと思います」
「まあね」
「それはよくわかるよ」
愛美は再び身体をお湯の中に浸からせる。

「それで…小柄で、顔立ちも幼くて、それでいて胸が大きい女の人って、僕は好きなタイプです」
「まあ、ギャップ萌えってやつなのかな」
「まあ…そうですね」

愛美はまだ納得していないような表情だが、少し火照った顔で彼のほうを見つめていた。

この彼から、自分が元カノに似ていると言われて、気づいたことがある。
彼もまた、自分の夫に似ているのだ。

顔立ちなんかはそうではないのだが、内面があらゆる意味で似ているのではないか。
年上の癖にちょっと弱気で自信を持つのに時間がかかる。
むしろ自分が引っ張っているのが常で、彼は後ろからついてくる。
其処のサイズは…これは考えるべきじゃないか。

「ねぇ…君」
「はい?」
「向こうで、2人で、身体洗いっこ、しよっか」
愛美は少し照れたように、彼に向かって言った。

「へっ?」
「ちょっ?!」
突然の愛美の大胆発言に驚く2人。

「ま、待ちなさい。いきなり何言い出すの?!貴女は仮にも」
其処まで言った麻衣子の口にそっと右手を当てて黙らせる愛美。
「良いから、良いから」
愛美はそのまま彼に向かって言う。
「但し、本当に洗うだけだよ。こんな所じゃいつ誰が来るか分からないからね」
実に楽しそうに言う愛美。

「……」
彼は唖然としている。
「藍と亜美には内緒よ、麻衣子」
そう言って愛美は構わずに彼の手を引いて洗い場に向かう。
「ちょ……」
思い止まらせようとする麻衣子だったが、自分もレオとの一件が有るので強く出れなかった。洗いっこだけで終わるのか分からないけども、既にレオと一線を越えてる自分には何も言う資格は無いと判断したのだ。

「どうなっても知らないわよ……程々にしときなさい」
麻衣子はそう忠告するだけで、愛美を置いて浴場から立ち去るのだった。

洗い場の前まで来て、プラスチックの椅子に彼に座るよう促す愛美。
「背中流してあげるね」
備え付けのボディーソープをとり、スポンジも使って泡立てていく。

「あの…」
「私じゃダメ、かな」
「いっ、いえ、そんなことありません…!」

まだ戸惑っている彼だが、愛美は自分のペースで事を進めていく。
「うん…このくらいでいいや」
ゆっくりと彼の背中を泡で満たしていく。

「どう?力加減は?」
「い、良い感じです」
愛美は彼の背中を泡まみれにした後、両腕を洗う。両腕も洗い終えた愛美は彼に指示を出す。

「じゃあ、コッチを向いて」
「えっ?!いや、それは……」
「このままじゃ足とか洗い難いんだけど」
椅子に座っているので足は前に出ている以上は理由としては間違っていない。が、流石に初対面の女性相手に裸で真正面を向くのは抵抗がある。オマケに自分のイチモツに自信が無いのだから。

「じゃあ私が動くよ」
そう言って愛美が前に回り込んだ。但し、椅子の位置的にそれほどスペースは無かったのだが。
「続きを始めるよ」
そう言って足先から洗い始める愛美。
そして彼は固まっていた。混浴の為に、移動の際に必要なバスタオルを持って来ている愛美がバスタオルを身に付ける事も無く、素っ裸だったからだ。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す