愛する故に 16
俺達は夕方まで愛し合い
たくさんの愛を確かめた
愛ちゃんとはお店で会う時は結合をせず、お互い休みの日だけ結ばれる
そんな事をしばらく続けていた
しかし、そんなある日終わりが来るとは思わなかった
愛ちゃんが引越しをすると言うのだ
愛ちゃんの両親の仲が悪くなったらしく、母親と共に町をでるしかなくなったらしい
「健さん…ごめんなさい」
愛ちゃんは泣きながら謝る
「仕方ないよ…」
愛ちゃんを腕で包みながらあやす
「健さんと離れたく無いよ…」
「俺もだよ…」
愛ちゃんは泣きながら俺にキスをする
「健さん…今夜愛の初めて全部持って行って…」
唇を離した愛ちゃんは涙でグシャグシャな顔で言う
ここはお店これ以上はまずい事を解っている愛ちゃんが懇願してくる
「今夜は友達の所に泊まるって嘘ついて来ちゃった」
愛ちゃんは持って来たバックを上げ精一杯無理をして笑顔を作る
「ありがとう愛ちゃん…」
俺はそんな愛ちゃんを又抱きしめる
俺は自分の父親に急用が出来たと電話をして交代して貰い愛ちゃんとアパートに帰る
そして、中に入り二人でお風呂に入る