狙いは少女! 3
「こんな所で何していたの?」
「えっと……まんが探していたんだけど、どこだか分からなくなっちゃって……」
苦しい言い訳だ。
「どのマンガなの?俺が探すから」
「え〜と、どのマンガかわからなくなって。」
そう言いながらレイナの目が泳いでいる。
「分かってるよ、これなんだろ?」
俺はレイナが目を向けていたエロ漫画を手に取る。
「ち、違うの! それは……」
「大丈夫大丈夫。ちょうど、俺も読みたかったからね」
そう言って俺はその漫画を買った。
俺は割と年上に見えるタイプだし、この本屋はあまり細かいことを気にしないのも幸いした。
その光景をボーっと見ていたレイナに俺は声を掛ける。
「これからこの本読むんだけど、一緒にどう?」
思考力の低下していたレイナはなんとなく従ってしまう。
そして、彼女が何も言えないでいるうちに、俺は家へと連れ込んだ。