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愛さえあれば関係ないよね
官能リレー小説 - ロリ

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愛さえあれば関係ないよね 5

和也くんは自信満々に告げる。
「へぇ、やけに自信があるんだな」
「スイミングスクールに通ってて、学校じゃ一番泳ぎが早いからね」
「えっ?そうだっけ?」
胸を張って答える和也くんに、藍那ちゃんが首を傾げている。
優香ちゃんは、ニコニコ笑ってるだけだ。

「ほら早く、藍那ちゃん!」
和也くんが強引に藍那ちゃんの腕を引っ張る。

この時、和也くんと優香ちゃんが互いに目配せしてる様な気がした。
「栄貴さーん…」
藍那ちゃんは和也くんに引っ張って行かれながらも、俺の方に顔を向けて叫んだ。

「藍那ちゃんのことは和也に任せて、私達も楽しみましょうよ」
優香ちゃんはそう言うと、俺の左腕にしがみ付いた。
「私、身長162p、バスト90よ。…栄貴さんは身長何センチ?…」
「174pだけど」
藍那ちゃんは、身長は164pで、バスト87だって言ってた。
「栄貴さんって、とても素敵な人ね!」
「和也くんに頼まれたのか?」
「あっ!わかる?」

そこへ、プールから上がった藍那ちゃんが駆けて来て、素早く俺の右腕にしがみ付いた。すぐ後から和也くんが追って来て、藍那ちゃんを見つめる。
「和也くん。貴方、お姉さんを使って、私と栄貴さんの仲を引き裂くつもりね」
藍那ちゃんは大きな声で言った。

「どうやらバレバレのようね」
優香ちゃんはそう言うと、俺の腕を離し、一歩引いた。
「実は私、和也に頼まれたの。藍那ちゃんを取り戻す為に、栄貴さんを誘惑して欲しいって…」
なるほど。そういうことか。
「藍那ちゃん。僕、藍那ちゃんのことが大好きでたまらないんだ」
和也くんは藍那ちゃんの顔をジッと見つめながら言った。
「私ね、栄貴さんと初体験のセックスしちゃったの」
「えぇぇ!?」
藍那ちゃんの爆弾発言に和也くんは驚く。
「そ、それ…本当?」
「ええ。…本当ですよね、栄貴さん」
「ああ」
同意を求める藍那ちゃんに俺は頷いた。

藍那ちゃんは更に、
「だからね、私はもう、身も心も栄貴さんのモノなの」
横から俺に抱きつきながら言った。
「!!」
和也くんはショックなのか、ガックリとうなだれる。優香ちゃんがそんな弟の傍に寄り、肩に手を掛けた。
「和也、藍那ちゃんのことは諦めるしかないわね」
優香ちゃんが言うと、和也くんは顔を上げ、
「おい。僕と泳ぎで勝負しろ」
俺の顔を睨みつけながら言った。
俺は幼稚園から小学6年までスイミングクラブに通っていたので、泳ぎには自信があると、藍那ちゃんに話していた。

「ああ、いいじゃないか」

大学生と小学生だ。勝負の行方はやらなくてもほぼ決まっているが、彼に諦めさせるにはやった方がいいだろう。

「向こうの25mプールで勝負だ!」
「おう」
威勢のいい少年だ。だが俺は負けない。

「和也くんって泳げたかどうかもわからないんだけどな」
後ろで藍那ちゃんがそう呟いたように聞こえた。

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