PiPi's World 投稿小説

天使の翼
官能リレー小説 - ロリ

の最初へ
 1
 3
の最後へ

天使の翼 3

「私、誠さんのこと大好きですから、誠さんとの赤ちゃんだったらできても大丈夫。すごく嬉しいです」
「でも、もし今とかだったら、早すぎるよ」
澪音ちゃんは優しい笑みを浮かべる。
僕の言ってることは、理解できてるのだろうか。
とにかく、澪音ちゃんの身体のことを考えながら今度からはゴムも用意しておこう、と心に誓った。


「今度の日曜日、澪音ちゃんの水着を買いに行こう」
「はい♪」
日曜日、僕は澪音ちゃんと一緒にショッピングモールに行き、その中のスポーツウェア専門店に入った。そして、その店の水着コーナーに足を踏み入れた。

「澪音ちゃんに似合う、純白の水着はないかな?」

澪音ちゃんに白い水着を着せて、その姿を描くのが目的だ。

「あら!誠くんじゃない」
澪音ちゃんと一緒に水着コーナーを見ていると、1人の女の子に声を掛けられた。それは高校の時、僕の絵のモデルになった子で、学園のアイドルだった安永瞳美だ。それにしても、澪音ちゃんは何故、僕が瞳美をモデルに描いた絵を知っていたんだろうか?
「久し振りだね」
僕も彼女に声を掛けた。
「あら、澪音ちゃんぢゃない!…進藤くんと知り合いなの?」
瞳美は僕の隣にいる澪音ちゃんに気づいて言った。
「こんにちは。瞳美お姉さん」
「えっ!?」
僕は驚いた。澪音ちゃんと瞳美が知り合いだなんて。

「2人とも、どういう知り合いなの?」
「私たち、従姉妹の間柄なんです」
僕の問いに澪音ちゃんが応えた。澪音ちゃんのお母さんは瞳美のお母さんの妹だそうだ。

「それで、瞳美お姉さんに、誠さんが描いた絵を見せてもらったんです」
「そうだったの!」
「それでもって、私も自分のことを誠さんに描いてもらいたくなって…」
澪音ちゃんは瞳美に、僕に自分の姿を描いてもらったと、嬉しそうに話した。ただし、それがヌードだとは言わなかった。
「実は、大学の課題で人物画を描かなきゃならなくなって、そこへ澪音ちゃんがモデルを買って出てくれたんだ」
僕は瞳美に話した。
「そう!よかったわね、澪音ちゃん」
「はい!」
瞳美と澪音ちゃんは互いに笑顔で見つめ合った。

「今度は海をバックに、真っ白な水着姿の澪音ちゃんを描きたくなって…」
その為に澪音ちゃんに着せる白い水着を買いに来たと、僕は瞳美に告げた。
「そうなの!…じゃあ、私が澪音ちゃんの水着、選んであげるわ」
瞳美はそう言うと、澪音ちゃんの手を握った。

高校時代、僕は瞳美とは3年間ずっとクラスが一緒だった。瞳美は容姿端麗で学業成績優秀、スポーツ万能、しかも品行方正と、学園中の誰もが認めるトップアイドルだった。僕も彼女には密かに思いを寄せていた。
美大に合格した直後、僕は瞳美から、卒業記念に肖像画を描いてほしいと頼まれ、彼女の肖像を描いた。それを渡す時、僕は瞳美に自分の思いを告白しようと思ったが、言い出せなかった。そして、そのまま高校を卒業した。

「誠くん。澪音ちゃんが試着するから、こっち来て…」
試着室の前で瞳美が呼んでいる。僕はそこまで足を進めた。
暫くして試着室のカーテンが開いた。
「どうですか?…ちょっと恥ずかしいです…」
恥ずかしそうに軽くうつむく、水着姿の澪音ちゃん。この時、澪音ちゃんがまとっていた水着は純白のワンピースだが、胸の谷間がかなり露わになっていて、その上ハイレグ、また、お腹の所が丸く空いていて、そこからおヘソが見えていた。

(これだとビキニやセパレーツよりおヘソを際立たせる効果があるな)
僕はそう思いながら、澪音ちゃんのその水着姿を見つめた。
「澪音ちゃん、セクシーだよ」
「やだあ…誠さんったら…」

僕に言われてはにかむ澪音ちゃん。

「澪音ちゃん、こっちへ背中を向けて」
「はい」
瞳美に言われ、澪音ちゃんはサッと身体を反転させ、背中を向けた。その後ろ姿はお尻の割れ目近くまで背中が露わになっていて、一見するとビキニ姿のようでもあった。

「誠くん。これ、いいと思わない?」
「うん!とっても素敵だよ」
僕は瞳美が選んだその水着を買うことにした。
「誠さん、ありがとう♪」
澪音ちゃんはニッコリしながら僕に礼を言った。

SNSでこの小説を紹介

ロリの他のリレー小説

こちらから小説を探す