恋人は小学生 83
「こんばんは」
「あらいらっしゃ〜い」 ハルカのお母さんが出迎えてくれた
「はじめまして、白鳥です」
「ああぁハルカの勉強を見てくれていた先生ですね。どうぞどうぞ。」
奥へ案内されるとハルカとお父さんが座っていた
俺はお父さんとお母さんに会うのは初めてだった
驚いたのはお母さんが響子そっくりだったことだ
顔が似ているとかそういうことではなく
雰囲気というか内側に秘めた魅力というか
会った瞬間身体の相性がいいとわかった
席に着くときお母さんが椅子を引いてくれた
そのとき彼女の匂いが俺の鼻を直撃する
響子の匂いと同じ性欲を刺激するフェロモン臭だ
しかも響子にはないパンチが効いている
響子と潤子のいいとこどりしたような匂いだ
そんな俺の心境に響子は気づいていなかったがハルカは敏感に察知していた
一通り食事を終え談笑しているとハルカに誘われた
「おにいちゃんちょっと勉強見て欲しい所あるんだけどぉ…」
ハルカが俺を連れ出そうとしている意図は見え見えだが
お父さんの親戚自慢話にも飽きていたし誘いにのった
「ハルカ!こんな日にわざわざ勉強しなくても…」 お父さんが制する
「あっ、勉強は思い立った時に解決しておいたほうがいいですよ。
ハルカちゃん少しくらいだったら今から見てあげるよ♪」
「うんっ♪」
俺達は子供部屋に行くのに席を立つと
響子は恨めしそうに視線を送ってきた
いくらなんでもこんな日にハルカを抱くつもりはないよ
そんなに心配しなくてもいいのに…仕方のない嫁だなぁ
「ハルカぁ、俺も話があるんだけど…」
「うん♪」
「ハルカにとっていい話じゃないんだよね」
「え?」
「まぁほら……」
「嫌…」
「いやもなにも仕方ないじゃん」
「自分だけ響子おばさんと幸せになるってこと?」
「結婚したんだし……」
「うそっ、おにいちゃんあっちでもこっちでもやりまくって今更おばさん一人に満足するはずないっ」
鋭いな…響子とルミの2人に絞りたいといえばハルカも引かないだろうな…
「いや響子一人で十分だよ。あんないい嫁は他にいない。」
「嫌よいやいや…」
ハルカはに抱きつき抱いてもらおうとベットに押し倒そうとしている
小さい身体で俺を倒せるはずもない
彼女は力で叶わずなし崩し的にエッチに持ち込めないと悟ると交換条件を出してきた
「わたしと付き合えばお母さんもお兄ちゃんの女にできるよ」
「何いってるんだ?」
「ハルカわかってるよ。お兄ちゃんお母さん抱いてみたいんでしょ?」
「そんなわけないだろう」
「お母さんセックスレスだからハルカが手伝えばお兄ちゃんの思い通りにできるのよ」
「別にそんなこと望んでないから」
「うそっ!」
ハルカはズボンの上から俺の股間に手を当てると自信に満ちて言葉を続ける
「お母さんを最初にみたときの目がエロかったもん」
「ハルカお前…」
俺はハルカを振りほどきみんなの居る部屋に戻った
ちょっと強引だったけど俺とハルカはそんなに深い関係じゃないし大丈夫だろう
響子が思ってたより早く戻ったからだろう響子の機嫌は良かった
「もう済んだの?」
「うん、ああぁ〜もういい時間だしお暇しようか?」
「そうね♪義兄さん、姉さん、ご馳走様、わたしたちそろそろ…」
「ごちそうさまでした」
「まだいいじゃないか」 義兄さんが引き留める
「新婚さんに何野暮なことを・・・ねぇ〜♪」 お姉さんが割って入った
「ははは♪」 俺は笑うしかなかった
俺達が玄関先で挨拶している間もハルカは顔を見せなかった
こんなことで納得してくれてるとは思えないが
一応ケジメはつけられたのかなぁ…
響子と夜の道を歩く 二人きりで歩くのは久しぶりだ
「響子、前にもこうして夜道を歩いたな」
「はい♪」
妻も同じことを感じていたようだ
「ちょっと遠回りして帰ろう」
「はい♪」