「でもおにいちゃん多分お姉ちゃんのこと一番好きよ」
「何でなんで？ルミちゃんこそ婚約者でしょう？わたしなんて…」
「だってもしもお姉ちゃん10歳だったらお兄ちゃん絶対響子さん選ぶと思うもん」
「なにそれぇ♪もしもの話する？もしもルミちゃんが今20歳だったら私なんて相手にされてないよ」
「う〜ん……」
「ねえねえルミちゃんはどうしてコウスケさんを好きになったの？」
「それは……」
「やっぱり何か特別な理由があるんでしょ？」
「う、うん…」
「じゃあお姉ちゃんはどうしておにいちゃんを好きになったの？」
「それは…」
「それは？」
純真無垢な瞳で見つめられ響子は戸惑った

「わっわたしは…」
「お姉ちゃんは？」
「笑わないでくれる？」
「うん♪」
「わたしの服の趣味をわかってれる人だから」
「それだけ？」
「他人に言えない趣味だったけど可愛いっていってくれたから」
「おにいちゃんは服だけ褒めたんじゃないと思うけど…」
「うん♪」
「あちゃぁ〜惚気ちゃってぇ」
響子ちゃんは顔を赤らめ手のひらで顔を仰いでいる
「そういうルミちゃんは？」
「おにいちゃんは覚えてないと思うけど」
「うん」
「田舎のおばあちゃんの家で暮らしていた頃があって」
「うん」
「近所の子供たちに服を馬鹿にされて虐められてたの」
「うん」
「その時おにいちゃんが『こんな可愛い子を虐めるなっ』って助けてくれたの」
「それって初恋？」
「うん、まさか同じ学区に住んでるなんて知らなくて、運命感じちゃった」
「あれ？惚気返し？ごちそうさまでした」
「うん♪」
「それにしてもコウスケさん昔からロリコンだったんだね？」
「そうね」
ルミと響子ちゃんはケラケラと笑った

「ただいま〜」
「おかえりなさいコウスケさん」
「おかえりっおにいちゃん♪」
「これお土産の生八つ橋」
「ありがとう」
「わーい」
響子ちゃんはお土産を受け取り
ルミが鞄を受け取った
早速ルミは溜め込んだ洗濯物を取り出すと怪訝な顔で問いかける
「あれ？おにいちゃん、ルミのパンツそのまんまだよ？」
ヤバイ、使ってないのがバレる…
せめて汚しておくんだった…
「響子ちゃんのも…そのまんだよ？」
それを聞きつけ響子ちゃんまでも怪訝な顔で俺を見つめた
「コウスケさん、どういうこと？」
「おにいちゃん、どういうこと？」（なぜか息がピッタリの二人）
「にっ匂いを楽しんだんだよ…ほら出しちゃったら生臭くなるだろう？」
「おにぃちゃん何か隠してるでしょ」
「私もそう思います」
「まっまってよぉ…」

「それではおにいちゃんの取り調べを始めます」
「はい」
「響子ちゃんまで…酷いよぉ」
俺はダイニングチェアに座らされ
後ろ手に縛り付けられた
「おにいちゃんは浮気をしましたね？」
「してないって」
「コウスケさん本当のことを答えてください」
「だからしてないって、してませんっ」
「誰かとセックスしましたね？」
「してません」
「では響子おねえちゃん確認を」
響子ちゃんが俺のズボンを降ろす
「おにいちゃんのパンツを見てください」
「はい…特に汚れはありません　それと…クンクンクン女の匂いもしません」
「お姉ちゃん、精子の匂いはどうですか？」
「精子の匂いも…クンクンクン…しませんね」
俺は響子ちゃんに匂いを嗅がれ勃起した
「何かおかしいですねぇ」
「コウスケさんいつも通り勃起してますよ」
「お姉ちゃん簡単に信じてはいけません。２泊３日のうち今日だけは白みたいですけど…」


「それではお姉ちゃんおにいちゃんの洗濯物を取り出してください」
「はーい♪」
「ちょっと響子ちゃんまで悪ノリして…」
「こっちが1日目に穿いたパンツで、こっちが２日目のパンツですね」
「お姉ちゃん1日目のパンツを広げてください」
「クンクンクン…あれあれ？ルミちゃんこれは…」
「どれどれ？クンクンクン…あれあれ？お姉ちゃんこれは…」
「どうして化粧水の匂いがパンツからするんですか？」
「おにぃちゃん？」
二人が詰め寄ってくる
「こっちの2日目に穿いたパンツもクンクン…コウスケさん？」
「どれどれ？クンクン…おにいちゃん…言い逃れできませんよ？」
「本当に浮気もセックスもしてないってば…ただ…」
「ふんっ♪」　二人が同時に鼻息を荒げる
何故か息の合う二人　俺が居ない間に共同戦線でも張ったのか？
「予約ミスで教授と同じ部屋に宿泊したんだ　それだけだよ」
「それだけ？」
ルミは教授のパンティで愉しんだ経験から疑い深くつっかかってきた
「それだけだよ」
「そういうことなら…」
「お姉ちゃんおにいちゃんに甘いよぉ」
「二人共、早くほどいてよ」