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ヒメゴト-神童性日記。
官能リレー小説 - ロリ

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ヒメゴト-神童性日記。 17

「さあ。早く中に入りましょう」
愛華さんに促され、私たちは別荘の中に入った。そして2階へ上がり、窓のカーテンを開けると、目の前に青く広い海がある。
「とてもいい眺めね!」
由梨絵ちゃんも感心している。
「これで天気が良かったら言うこと無しね」
そう言うのは聖羅ちゃん。
この別荘は大津波を考慮して小高い丘の上に建てたそうだけど、とても見晴らしがいい。

「さーて、存分に泳ぐぞ」
エリカちゃんは張り切っている。
小学校の4年から6年にかけて、私達4人は一緒にスイミングクラブに通っていたけど、その中でもエリカちゃんは飛び抜けて泳ぎが上手だった。
「ねえ、エリカちゃんは中学に上がったら水泳部に入る?」
小学6年の時、私はエリカちゃんに尋ねたことがある。

「まあ、楽しそうだったらかな」
エリカちゃんの答えはそんな感じだった。
「ほかに面白そうな部活があったらそっちでもいい」

運動神経のない私には理解できないことだけど、何でもできるエリカちゃんなら、何をやっても大会でいい成績が取れそう。そんなエリカちゃんを応援してあげたい、というのが私の気持ちだった。

だが実際にはエリカちゃんは水泳部には入らなかった。
中学に上がって所属したのはテニス部。
……実は私も、籍だけは置いている(必ずどこかの部に所属しないといけない決まりがあるのだ)。

聖羅ちゃんと麗華ちゃんもテニス部に入ったので、私も一緒に入部することにしたのだった。
エリカちゃんはさすがスポーツ万能で、テニスをやってもとても上手だった。聖羅ちゃんと麗華ちゃんも、エリカちゃんほどではないが、テニスの腕はしっかり上達した。私はというと、初級コースから上に上がれないでいた。

私は小学生の時から学業成績がとても良かったこともあって、勉強の事で親からうるさく言われたことはない。父や母はむしろ、私がスポーツ少女になることを望んでいた。
私の家の近所に、私より3歳年上で、小さい頃より新体操をやっているお姉さんが住んでいる。
「ねえ可憐。あの子みたいに新体操をやってみたらどう?」
小学校に上がったばかりの頃、私は母から新体操クラブに入ることを勧められたことがあった。

「うーん…あんまり…」

まったく乗り気ではなかった私だったが、母からは見学だけでも、と半ば強引に新体操クラブが活動している体育館に行かされたことがあった。
そのお姉さんからはすごく喜ばれたけど、まるで何かできるとは思えず、結局クラブには入らなかった。
お姉さんとの交流も、現在はほとんどない。
たまに学校に行くときや、帰宅時に姿は見る。すらりとしていてとても美人で、ああなりたいとは思うのだけど。

父や母は、私が運動神経が良くなるよりも身体を動かすことで暗くなりがちな私の性格をどうにかしたい、と思っていたのだろうと今では感じている。

エリカちゃんが待ちきれないといった感じで服を脱ぎ、いち早く水着に着替え始める。
それに聖羅ちゃんや麗華ちゃんも続く。

「さあて…」

改めて水着に目を通す。
想像した以上に布面積が小さく見える。大丈夫かなこれ。
これでビーチに立ったら間違いなくナンパされそうだなぁ…みんなが一緒だからいいけど、聖羅ちゃんやエリカちゃんはノリ良くついて行っちゃいそうな予感もするしなぁ…

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