「やぁ、お嬢さん。こんばんは」
朋美の前に再び男は姿を現わした。
「あ、あなたはあの時の……」
「そうだよ、君があの時に俺のことを放って行ったからねぇ……。俺はこんなになっちまったんだよ！」
男がコートをはだけると、その下には何も着ていなかった。
「ひぃっ！？」
朋美は悲鳴を上げて逃げようとするが、足がすくんでしまって動けない。
そして何より、男の勃起したペニスから目を離すことが出来なくなっていた。
その時、朋美は防犯ブザーを鳴らした。

男は驚いて逃げた。
朋美も男と反対方向に逃げた。
家に帰ると男は、
「くそ、防犯ブザーが鳴るとは」
男は悔しがった。

男は名は原中兼太朗　　　３４歳