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未来宇宙史
官能リレー小説 - SF

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未来宇宙史 1

西暦3XXX年、人類が宇宙に出てもう900年が経った。人類は宇宙に出る為に、不老長寿のナノマシンを作り出した。このナノマシンは肉体が20歳になったら死ぬまで20歳の肉体でいられる物だったが、とある副作用が有った
それは、女性の初潮が処女膜を破いた時に始まり、月経が子宮に精子を射精した時に排卵し必ず新生児を妊娠してしまう事と、何故か産まれてくる新生児は女性が圧倒的に多いことである。そして、人類は第4次ベビーラッシュの到来したが、人口が増えすぎたので世界政府は、男性が20歳になったら、宇宙に行かせると言う物である。
宇宙に行くのは男性だけでは無い、男性は20歳に成るまでに好きなだけ女性を連れて行けるが、その条件が、処女を破いて新生児を妊娠させた女性に限られていて、しかも、男性が20歳までに女性が出産した新生児は全て世界政府が引き取っている
その代わりと言っては何だが、宇宙に行く為の諸準備も世界政府が担っている部分も多い。
しかしその分、男性はただ宇宙へ行くのではなく、それなりの利益を上げなければならない。
選択肢は各個人に委ねられている部分も多いのだが、主に交易や開拓、それらをする者の護衛など多岐に渡る。
そのニーズに応えられるよう、簡素ではあるが戦闘能力のある宇宙船や、物資・交易品の類が世界政府から支給される。
 始めは月など太陽系の惑星に向かう者が多い中、航路が混んでいるので嫌という理由だけで遥か遠くの星系を目指す若者がここに一人。
「ねー、まだぁ?」
「何度目だ? それ。大体なぁ、時間的に月にも到達出来てねーぞ」
 流れるようなストレートの金髪をたなびかせ、気怠るそうに不平を漏らす美女を藍色の髪をした男がたしなめる。
「と言うか、いい加減服を着てくれないか」
「え? 着てるじゃん」
「そんな水着同然のものを服とは言わせない」
 青年は居心地悪そうに視線をさ迷わせながら抗議する。

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