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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 9

名器持ちの多いニンフ人の中でも、感じたことのない感覚が進一の全身を貫いていた。
彼女の膣内をたとえるなら、鞘。鍵穴。
まるであつらえたかのように、進一の剛直とフィットしているのだ。
その子種を搾り取ろうと真空ポンプみたいに吸い上げながら、膣の感触は万華鏡のように変化する。
経験者の進一が悲鳴を上げるのも無理はなかった。
一方、フォルトナはそれに気づいているのかいないのか、進一のモノを子宮口まで飲み込むと、その感触を味わうかのような悩ましいため息をついた。

「ン・・・ふうぅ・・・ッ♪は、奥まで、挿入った・・・ぞ。
 これが・・・進一の・・・んんッ♪感触・・・かっ」

淫欲にとろけたその顔は、つい先ほどまでの凛とした女性と同一人物なのかと思わせるほど違う魅力にあふれ。
進一のオスとしての本能を強く揺さぶった。
この極上の女をモノにしたい。この女に自分の子供を孕ませたい、と・・・!
だが自分は所有物でフォルトナはその持ち主だ。
進一は思うがままに突き上げ、ぶちまけたい衝動を必死にこらえた。
ただし、進一は相手が主人だから堪えたのではない。
相手がニンフ人だからである。
人間相手なら好き勝手に突いて征服するのが牡なのだろうが、ニンフ人相手にそれをすると大変な事になる。
主人だからとか不敬だとかそんな理由ではない。
そんな事をすればニンフ人を逆に喜ばし、精魂尽き果てるまで解放してくれなくなる。
欲望に負けて突いてしまったが為にニンフ人に搾り殺された男だっているのだ。
それぐらい危険極まりない事は、進一も身を持って知っていた。

だから、ニンフ人とのセックスは動かないのが基本だ。
処女であれど十数回射精せねば一回も満足させられない。
動けば自分の体力の方が持たない。
進一も同年代と比べると絶倫であるものの、ニンフ人と本気でやれば命がいくらあっても足りない。
まあ、突き入れたい衝動を少し我慢すれば、腰の感覚が麻痺し出してそれどころではなくなる。
ニンフ人とのセックスは苦痛と快感を同時に味わうものであった。

そして苦痛の始まりとなる最初の快楽が解き放たれる。

「う・・・くぅッ!?」
「あはッ!?来た来た♪進一の新鮮なザーメンが私の膣内に入ってきたぁ♪」

うれしそうな様子で子宮に注がれる精液の味を楽しむフォルトナ。
しかし対する進一はそれどころではない。
挿入しただけで真空ポンプのごとき力を発揮していた名器が、さらにその出力をあげて精液を搾り取ろうとしていたのだ。
並の男ならば、これでKO、最悪挿入だけで命ごと一生分の精液を搾り取られていただろう。

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