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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 75

「わ、私からもお願いします!
 ニンフ人としての誇りと気品があるのなら、どうかご再考を・・・ッ!!」

進一までもが2人に加わり、必死になって主人の説得を試みる。
3人の必死の説得に、最初は聞こうとしなかった2人であったが、ニンフ人の誇り云々まで持ち出されては聞かざるを得ない。
結局2人は不承不承ながらも3人の提案を受け入れてくれた。
以降、この2人の主人は3人の奴隷たちから上の存在のニンフ人に無礼を働かないことを、種族の尊厳に賭けて誓わせられることとなった。

――――

結局その日は進一の改名騒動でうやむやになり、ヴァネッサが新しい人間を入れてくれるという話はすっかり忘れられてしまっていたのだが。
数日後の朝。みんなが朝の朝食を楽しんでいると、ヴァネッサが知らない女性を連れてやって来たのだ。

「おはよう。朝早くからお邪魔してすまんな」
「お、お姉様!?ど、どうなさったんですか、こんな朝早くから!
 一言言ってくだされば、ちゃんと出迎えましたのに・・・!」

みながあわててヴァネッサの受け入れ準備をする中、さすがのカレンも驚きつつも申し訳なさそうに言う。
彼女にとってヴァネッサは格闘技の師である以上に、大事で特別な存在だ。
そんな彼女をこんなボロアパートでしか迎えられないことが、たまらなく恥ずかしいのだろう。
出会ったばかりの頃からは考えられないほどの成長振りである。
進一は出迎え準備にいそしみながら、主人の成長に少なからず喜びを覚えた。
そんな中、ヴァネッサはみなに『そんなにかしこまらないでくれ』と軽く制しながら、彼女は背後の見知らぬ女性を家に入れた。

「・・・・・・」
「あの・・・ヴァネッサ様?その方はいったい・・・?」
「新しいお姉様の奴隷ですか・・・?」
「何を言っている。この前約束しただろう?
 この前の試合に勝った弟子への、ささやかなプレゼントだよ」
「「え・・・?」」

驚くカレンとファームの面々に、紹介された女の子は顔を赤らめながらぺこりと頭を下げた。
年齢は進一と同じくらい。なのにしぐさと言うか存在と言うか、とにかく色っぽい少女だ。
ニンフ人でもないのに股間は太ももから滴るくらいに濡れており、その目もやけに潤んでいる。
呼吸も妙に荒く、乳首なんて見てわかるくらいにビンビンに硬くとがっている。

「彼女の名前は北風遥(きたかぜ・はるか)。
 進一と同じこのスラムの競売で手に入れた娘だよ」
「・・・っ」

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