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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 73

観客の喝采を浴び、カレンが優雅に手を上げてそれに応えながら花道を戻っていく。
いつもだったら、

「進一ぃーーーっ!勝ったぞーーーっ♪
 約束通り、たっぷりミルクを上と下にと味わわせてもらうからなーーーっ!?」

とか言いそうなものだが、ヴァネッサの調教を受けた成果か、最近カレンは『ネコをかぶる』ということを覚えたらしい。
上っ面度100%で勝者の余裕を見せつけながら歩くかレン。
この実力と猫かぶりなら、Bクラス入りも夢ではないかもしれない。
進一はまるで別人のようにふるまう主人を呆然と見ながら、そんなことを思ったのだった。

――――

「進一ぃ〜〜〜っ♪」
「わわっ!?か、カレン落ち着いて・・・ンンっ!?」

控え室に戻るなり、カレンはお上品な仮面を捨てて進一に抱きついた。
勝ってからごほうびをもらいたくて仕方がなかったようだ。
ニンフ人特有の巨乳と、男の娘化により大きく膨らんだ進一の乳房が2人の身体の間でつぶされ、いやらしくたわんで形を変える。
本来乳房はそんな敏感な器官ではないが、毎日カレンにいじられたおかげでこすれるだけでも感じてしまう。
身体なんて気の早いもので、もう先走りの母乳をあふれさせている始末。
進一は我が身体ながらいやらしく変わってしまったことに羞恥を感じずにはいられなかった。
それでも、カレンやヴァネッサに喜んで貰えるなら良かった。
そのまま押し倒す勢いのカレンの首根っこをヴァネッサが掴んで止めた。
「お楽しみは後にしな。まぁ、こんなレベルでも勝利は勝利だ。カレンと進一にプレゼントをやるよ。」
プレゼントの言葉にカレンの目はキラキラと輝く。
「お姉様!、大好き!!」
現金なもので、大喜びでヴァネッサに抱きつく。
「はは、まずは進一からだ。もうその姿なら『進一』と言う名は似合わないだろ?。似合う名前を付けて、生まれ変わったつもりになった方がいいだろ?」

進一は少し驚くが、ニンフ人社会では目上の者が名前を送る事は大変な名誉だった。
進一もそれは知っていた。
「名前だが、『進一』の『進』と言う字と近い『歩』から『あゆみ』と言うのでどうだ?。嫌ならいいぞ。」
自分の名前には愛着があるが、やはりこの身体になった以上、過去の自分と決別する為に新たな名前と言うのはいいかもしれない。
「有り難うございますヴァネッサ様。ヴァネッサ様の言う通り、これから『進一』は『あゆみ』としてヴァネッサ様とカレン様に尽くしていきます」

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