PiPi's World 投稿小説

地球卵
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 69
 71
の最後へ

地球卵 71

カレンやヴァネッサを見る目は、犬のような忠誠心と愛情しかなく、牡的なものは全く残っていなかった。
ユウのように巨大な胸を付け母乳まで出るようにして、『男の子』から『男の娘』になった。
ここまで改造すると、戻すのには数百倍の資金・・・即ち貴族になれるぐらいの資金が必要だが、進一はそれでも良かった。
この姿はヴァネッサの最大の好みだし、カレンも気に入っている。
二人が気に入るなら自分の事はどうでも良かった。
こうして、進一はニンフ人に支配される牡・・・いや、男の娘としての生活が始まったのである。

上下のミルクでカレンを満足させるのが進一の生き甲斐となり、カレンも進一の上下のミルクにゾッコンになった。
もう一人の主人ヴァネッサが苦笑する程の関係だったが、進一はヴァネッサに対する奉仕もわすれ無かった。
奉仕の心を忘れない限り、ヴァネッサは可愛がってくれる。
それに、母乳を吸われるのは射精と変わらない快感だ。
最近は美由紀や悠美香に飲ませたり、美由紀が産んだ子供の彩乃にも授乳させている。
男でも乳腺機能は存在し、それを活性化させているので、その質は牝達と変わらない。

その日の夜も進一たちは主人とともに甘い蜜月を楽しんでいた。

「んンっ・・・進一ぃ、美由紀ぃ。悠美香ももっとぉ・・・♪」
「ダメですよ、カレン。
 少しは残していただかねば子供たちに上げる分がなくなってしまいます」

上と下とでたっぷりとミルクを味わったにも関わらず、なおもミルクを所望する主人に進一は優しくたしなめた。
男の子から男の娘になってからというもの、進一は男の性を残していながらも、その思考は女性的なものとなっていた。
そのおかげでニンフ人のパートナーらしくなったことはなったのだが・・・。
執事というよりカレンのお母さん的な存在となってしまった。
まぁカレンもそんな進一を気に入っているようなので、それはそれでいいのかもしれないが。

「子供のぶんなんか気にしなくても大丈夫だろぉ・・・?
 どうせ明日のファイトマネーでミルク代稼げるんだからぁ」
「ダメです。あんまりわがままを言うとヴァネッサ様に言いつけますよ?」
「うっ・・・!?」

頬を膨らませつつ乳房に手を伸ばすカレンに、進一は手を軽く叩き落しながらそう言った。
ワイルドさを残している彼女であるが、主人であるヴァネッサの名前を出されては引っ込まざるを得ない。
今のカレンにとって、ヴァネッサはなくてはならない存在なのだ。
ちなみにヴァネッサは今この家には住んでいない。
それどころか、彼女はカレンのファームの主になったことすら認めていない。
実はヴァネッサはカレン以外にも弟子たちからファームの主となってくれと言われているのだが、なぜか彼女はそれを固辞してあのジムでずっと1人暮らしを続けているのだ。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す