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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 66


「主人がいるにもかかわらず、他のニンフ人と契ったと知ったら、アンタの主人はどんな顔をするんだろうねぇ・・・?」

邪悪な笑みを浮かべながら、進一の剛直はヴァネッサの蜜壷の中にするりと吸い込まれた。
「ああっ!!」
敗北的なまでの進一の叫び・・・
叫ぶと同時に進一は盛大に射精してしまう。
あのフォルトナやその護衛達以上にヴァネッサの膣は攻撃的で、進一は魂まで吸われてしまいそうな気分になった。
「ふふ、なかなか良い精液だ。」
ヴァネッサは笑みを見せて進一の顔を見る。
それは獲物を狙う猛禽以上に鋭く、進一は初めてニンフ人が怖いと感じさせられる程だった。
喰い殺される・・・
そう思ってしまう程だった。
かつて圧倒的な女帝と呼ばれた彼女に怯えてしまうのは仕方無いのかもしれない。

自然と涙ぐむ進一にヴァネッサは笑みを見せ続けるが、その笑みの凄味は変わらない。
「カレンだったね・・・あんな野性児を調教するのがあたしは好みでね。しかも、その牡まで調教しがいがあるときてる。」
ヴァネッサがクッと膣を締めるだけで進一はまた射精させられる。
「僕は調教でも何でもいいですっ!!。だから主人だけは!!」
主人まで喰われてしまう恐怖に、進一はヴァネッサに懇願するが、ヴァネッサはただ笑うだけだった。
「あたしの育てたチャンピオンは皆、あたしが調教した牝奴隷さ。」

そう、彼女が弟子を取らない理由は、彼女は自分が愛せる者しか弟子にしないからだ。
だから一旦弟子にすると決めたら、自分の全てを賭けて愛し育てる。
女帝だった彼女の全てを限りない愛情で叩き込まれるのだ。
チャンピオンになるのも当然かもしれない。

こうして、進一はカレンと共に上へと目指すキッカケを得る事ができた。
だがそれは、主従共に調教されると言う日々の始まりであった。


次の日、進一はカレンと美由紀と悠美香と共にヴァネッサのジムに赴いた。

多少カレンはゴネたが、進一が強引に連れてきた。
「よく来たねカレン。想像通りであたしは嬉しいよ。」
カレンも目の前のニンフ人が自分より遥かに強いのを本能的に感じたのか、やや表情が硬い。
「よっ・・・宜しく頼む。」
そう言うのが精一杯のようだ。
生まれてこのかた、こんなに圧倒的な相手に会う事も無かったのだろう。
「まぁ、挨拶はここまでにして、早速練習だ。」
そう言うヴァネッサから、進一は練習のメニューを聞いている。
ヴァネッサが言うには、カレンの強力な打撃力をベースに鍛えていく方針らしい。

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