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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 59

「フォ、フォルトナ様のご学友に協力してもらい、周りの人を説得して進一を連れ戻す、と言う事は出来ないでしょうか?」
「ん〜、説得出来るかどうかはさて置き、あやつ等に協力を求めるのはいい案かも知れんな。しかし、説得出来たとしても、本人の居場所がわからなければ連れ戻す事は出来ないぞ?」

それは、私たちが新しい牡を迎え何度も孕まされたと、噂を流せば進一も興味を持つのではないでしょうか。」
「確かに、進一は牡としてのプライドがあったから何かしら反応を示すかもしれん。」
そういって、グレンダは霧香の意見に同意を示す。


その後、数時間にも亘る会議の結果、大まかな内容は決まった。
「少々不安が残るが、やってみる価値は有るかもしれん!何としても、進一を我がファームに連れ戻す!それと、今度何かあるとどうなるかわからん。この作戦は内密に行う事、よいな!」
そう、フォルトナは皆に言った。

こうして、フォルトナ達による進一奪還&捜索作戦が始まった。


だが、やはり作戦は困難を極めた。
競売にかけられたのは判明したが、競売の内容は非公開の為に、彼がスラムに売られたであろう事しか分からない。
その上、フォルトナ達のように高い身分の者は、スラムにコネクションが無いのである。
逆にマイナーの者は、身分の高い者に心を開かないので、情報集めすら困難なのだ。
しかも売られ先が業者なら買い戻せばいいが、個人のファームに入っていれば問題は厄介になる。
ファーム主が同意しない限り、いくら身分が上でも引き取る事ができない。

捜索が困難を極めるフォルトナが進一にたどり着くのは、それから随分と年月を経てからであった。


一方、こちらはスラムのアパート。
ニンフ人の娘が格闘界の下の方に身を置いてるから情報を得る事のできたエレノアは無事に再開し、二人を置いて帰途についていた。
そして、カレンと進一は美由紀の乳にむしゃぶりついていた。
「うおっ!、旨めぇぞ、これっ!!・・・ミルクって、こんなに旨めぇんだな!。」
初めてまともなミルクをのんだカレンが目を輝かせる。

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