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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 6

それから学校が終わり、帰ってすぐに進一は本宅に向かった。
本宅では家長のエスメラと、進一の伯母でファームにいる加奈子が待っていた。
勿論、ニンフ人も衣服を着る習慣がないのでエスメラはその美しい肢体を余す所なく見せている。
ニンフ人にとって美しい裸体を見せるのは誇りであり、何かで飾ったり何かを着たりするのは許されない事であった。
逆にじっくりと隅々まで裸体を鑑賞する事が礼儀であり、今や人間達もその風習に慣れていた。
そのエスメラも伯母の加奈子も50代の筈だが、二十代前半のように若々しい。

成人すれば年齢不詳と言うのが、この世界では当たり前であった。

その加奈子はエスメラの最初の種付け相手であり、それ以来のパートナーで補佐的役割ゆ担っている。
ただ、繁殖成績は良くなく母胎不適格の烙印を押されているが、彼女の母乳は大量かつ上質なので乳母として子育ても担っていた。
進一にとっては実母以上に馴染みの母であった。
「貴方の所有相手が決まったわ、進一。」
エスメラは息子を見るような瞳でこう切り出す。
男の子ならこう言う日が来るのは喜ばしい事である。

「少しは聞いてますが、誰なんですか?」
進一の当然の問いにエスメラではなく加奈子が答える。
「ニンフ評議会議員のご子息・・・今はご令嬢と言った方が良いのかしら。進一君の知っての通り、霧香ちゃんとほのかちゃんの最初のお相手よ。進一君共々霧香ちゃんとほのかちゃんもファームに迎えたいと言う話よ」
進一には決定権がないのでエスメラが言えば逆らえない。
しかし、ニンフ人政権の中枢である評議会議員ってのは・・・俗に言えばお姫様である。
どんな人か分からないけど、エレナの話では15歳ぐらい。

女性化したばかりのエレナは中性っぽいが、多分半年もすれば完全に女性体で前の印象が無いだろうと霧香やほのかは言っていた。
色々想像する進一にエスメラは笑いながら言う。
「良かったじゃないの、極上の相手だからしっかり励みなさいね。まあ、貴方はモテるから他のニンフ達は残念がるけれどもね」
エスメラと加奈子は笑いながら進一のペ○スを見る。
父親譲りのこの巨根なら誰もが惚れるだろう。

「今から向こうのお宅に向かうから支度なさい。加奈子、車の用意をお願いね」
「はい、用意しますわ」
エスメラがそう言うと、加奈子は車の用意に向かう。
進一は準備を(と言っても身体を綺麗にするだけなのだが)すると、エスメラと共に彼の所有者となるニンフ人の元に向かったのだ。

向かったその屋敷は、流石評議会議員と言うだけあって巨大だった。
城と呼んでいい程の規模で、進一は目を見張るしかなかった。

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