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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 50

しかし、カレンは進一の気持ちに気づく事なく、処女喪失と膣内初射精に進一の背中に手を回しながら身体を震わせていた。
彼女の鼻より上は髪で覆われ見えないが、頬は程よく紅潮している。
ドクドクと吐き出す精液を心地よさそうに味わっているようだった。
「ふあぁ、シャセイっていいな進一!。これで明日も頑張れそうだぜ!!。」
「あっ・・・お褒めに預かり光栄です。」
いきなり射精した気まずさも、全く気づいていない主人の天然にちょっと感謝した進一だったが・・・

「んじゃ、気持ち良くなった事だし、寝るかっ!」
「・・・はいっ?」
ニコニコしながらそう言うカレンに、進一はペ○スを抜く事も忘れて思考停止する。
愛を交わすとか、子作りとか、快楽の為とか、そんな感覚がなく、まるでマッサージでもして貰いました的なノリでカレンは言うと、驚くようなスピードで寝息が漏れる。
「・・・ぉーぃ、カレン様ぁ・・・」
つつこうが突こうが、この野生児の主人は本当に寝てしまったらしく、寝息がいつのまにやら豪快なイビキに変わった。

進一は脱力して、そのままカレンの柔らかい胸に顔を埋めた。
色んな意味で疲れた・・・
どうせ寝る所も無いのだからと、そのまま主人を寝床にしてやれと、そのまま目を瞑る。
出来れば夢も見ずにグッスリ寝たい。
こんな時の夢なんて、良くても起きた時の現実にショックを受けるだけだから・・・


いい匂いが鼻孔を刺激して、進一は眠りの世界から引き戻される。
あの豪華な性格とは程遠いボロアパートの天井に、もう一度寝たい気分にもなるが、目覚ましのように鳴った腹がそれを許してくれなかった。

カチャカチャと言う音の方に耳を向けると、既に起きたカレンが飯を食っていた。
テーブルすら無いから床に胡座を組んで食べ、食べ方が汚いから口の回りや髪の毛までに食べ物・・・レトルトのカレーで汚していた。
それを見て愕然とした気分で身を起こす。
カレンは進一の気持ちに気づかず無邪気な笑みを見せながら満面の笑みを見せる。
「おっ!、起きたか。腹、減ってないか?」
本能のままに生きてる主人に何か言ってやりたかったが、進一の口からは律義に「おはようございます」と言う言葉が出る。

昨日のセックスの名残もカレンの下腹部に残ったままの様子を見て、進一は不機嫌にスタスタと歩くと、ゴロンと金タライをカレンの前に置く。
勿論、カレンの笑顔は一瞬で引きつった。
「なっ!、まだ朝だぞ!!。それに今から外で訓練すんだぞ!」
「問答無用!、汚したら洗います!。いや、汚れてなくたって毎日二回は洗いますからっ!!」
かけ水用のヤカンとタオルを持ち、進一はカレンに迫る。
それこそヤカンが変形するまで殴りまわしてでも洗う積もりでいた。

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