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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 42

人工と言っても生身の感触と一緒・・・彼が揉んでいたほのかの胸と同じ感触だ。
しかも自分のものである感触もある。
「しっかり神経に繋がってるから感触は一緒よ。でも乱暴に扱ったら駄目ですよ」
亜美の言葉に進一は様々な疑問が沸き起こる。
何故、こんな姿になったのか・・・
「進一、進一には可愛がられる事を覚えて貰う。」
グレンダの言葉は進一に対する答えだが、まだ理解できない。
「それがまず進一に足りない事だ。暫く亜美の妹としてみんなに可愛がって貰え。」

それが心の満足に繋がる事なのだろうか・・・
混乱する進一を亜美が優しく抱きしめる。
「暫くは私の妹よ、進ちゃん♪」
「オレ・・・そんなの、そんなの!・・・男なのにっ!!」
そう言う進一に、亜美は進一の唇を人差し指で塞ぎこう言う。
「駄目よ、一週間は女の子になって貰うわ。でも、ちゃんと可愛がられ方が分からないと戻してあげないわよ。」
完全にお姉さん口調の亜美はそう言うと、グレンダは進一に貞操帯のような者を付ける。
ペ○スだけがホールドされるような特殊な形状だ。

「女の子だから、暫く射精禁止よ。」
亜美がそう言うのを聞きながら進一は泣きたい気分になる。
だが、グレンダはそんな進一を抱き抱えてこう言う。
「私は、進一にフォルトナ様にふふさわしい牡になって貰いたいが、単純に腰を振り孕ますだけの牡をフォルトナ様が求めていない事は理解している。だから、これはその為の訓練だ。愛され可愛がられる事を知らない者は、愛し可愛がる事ができるか?。一週間でそのきっかけぐらい掴めんなら、いっその事、牝になってしまえ。」


非情なまでのグレンダの発言に、さすがの進一も怒りを覚える。
何しろ進一の剛直は常時勃起し続けている上に、お預けまで食らっているのだ。
少し動いただけでつけられた貞操帯が剛直とぶつかってすごく痛いし、精を吐き出したくても触れることすらできない。
いつもの進一から考えられない荒々しい殺気に、亜美は背筋に冷たいものを感じた。

「・・・ふぅ。できれば今日から心の交わりというものを教えたかったが・・・。
 これでは無理だな。今日はもう休め。元に戻るまではフォルトナ様のお付きもしなくていいからな」

グレンダはため息混じりにそう言うと、進一の首筋を打ち据えた。
それが自分を気絶させ、落ち着かせるための当身だと気づいたのは、目が覚めてからのことだった。

――――

「ウ〜〜〜・・・。ウゥ〜〜〜〜ッ」

それから3日後。心の交わりを教えるための荒療治は、進一の心をこれ以上ないほど荒ませていた。
亜美とグレンダの試みでは、擬似的に女の子にした進一に女の子の快楽を教え、手ほどきしようと考えていたのだが。

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