PiPi's World 投稿小説

地球卵
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 34
 36
の最後へ

地球卵 36

グレンダの言う通り、確かに彼女とする事は訓練になる。
自分に足りない事がどれだけあるか嫌になるぐらい分かるからだ。
今更に両親を尊敬しなおす進一だった。
「グレンダさんの言う通り、亜美さん凄いや。」
「私なんてまだまだです。私は瑞穂様から技術を教わりましたが、まだ全然及んでませんもの。」
驚いた事に彼女でもまだまだなのか・・・
奥が深いと思わされてしまう。
「ははっ、僕の姉と妹も僕同様まだまだ学ばないといけないのですね。」

「はい、ともにご主人様のために腕を磨きましょう」

そう言うと、今度は亜美からキスをしてきた。
先ほどは不意を突かれて情けない声を上げてしまったが、今度はそうは行かない。
なぜなら進一はフォルトナのファーム唯一の男。
人間の男はファームのため、人間の女に対して常に強さを見せ続けなければならない。
進一は負けないとばかりに激しく亜美の舌を攻め立てた。

くち・・・ちゅぷ・・・ちゅぱっ。

「んンっ!?ん、くっ・・・ふぅンっ♪」

それに対し、亜美も本気になって舌を絡めるが。
時間の経過とともに徐々に亜美が押され始めた。
進一は反撃を受けないよう、注意しながら亜美の実力を推し量っていく。

(・・・っく。ホントにすごいな亜美さん。油断するとすぐ持っていかれそうだ。
 人間でこんなに感じさせられたのは初めてだ。
 ファーム入りする前、ニンフ人のお姉さんたちを相手にしたときより1ランク下ってところかな・・・?)
「おい。2人とも楽しむのはいいが、あまり長くしているとフォルトナ様が戻られるぞ」

すると近くのソファで様子を見ていたグレンダから、注意をされてしまった。
いつものファルトナなら気にしないだろうが、散々女心を刺激された今ならまた怒らせかねない。
進一は亜美だけでなく、時間をも相手しなければならないことを深く理解した。
亜美はグレンダの意図を察し、スッと進一から身を引く。
牝だと言う自分の立場をわきまえた自然な動作だった。
そして、進一に向かい頬を赤らめながら股を広げた。
「進一様・・・進一様が欲しいです。」
あくまでも牡の進一を立てるように、亜美は自らおねだりする。
進一の精を暴力的に搾取するニンフ人とは違い、牡の本能を刺激して止まない亜美の仕草は、性欲旺盛な少年を簡単に獣に変えた。
覆い被さるように亜美を押し倒した進一の息は荒い。
この牝を思うがままに蹂躙しろと本能が囁いていた。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す