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地球卵
官能リレー小説 - SF

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地球卵 27

絶倫の進一でなければとうに体力を使い果たし、腰を抜かしていたことだろう。
事実、周囲のギャラリーの中には同情や憐憫のこもった視線でこちらを見る視線がいくつも感じられた。
今のところは何とか男の面子を保っているが、こうも立て続けにイカされ続けてはさすがの進一も少々ツラい。
11回目の射精をさせようと舌を寄せ合う主人たちを止めることにした。

「フォルトナ様?もっと楽したいお気持ちはわかりますが、お時間のほうはよろしいのですか?」
「ん?・・・あぁ、もうこんな時間か。進一が相手だとつい時間を忘れてしまうな・・・。
 シャスティ。アルカニーナ。もう十分楽しんだろう?」

フォルトナの言葉に、2人は不満をあらわに、しぶしぶ進一の剛直から顔を離した。
進一は拷問じみた快楽から解放され、思わず安堵のため息をつく。
それを見たフォルトナは例のいたずらっぽい微笑みを浮かべると進一に顔を近づけてこうつぶやいた。

「安心するのはまだ早いぞ?
 時間ができたらたっぷりかわいがってやるから覚悟しておくように・・・♪」
「あら、フォルトナ?そのときにはぜひ私たちもご一緒させてもらえません?」

目ざとくそのささやきを耳にしたアルカニーナにそんなセリフを言われた進一は、顔を赤くするのを通り越して真っ青にさせていた。
なにしろ、人間とニンフ人は元々精力が違い過ぎる。
長年の品種改良によって、人間も男は殆ど勃起したまま、射精も一度に十数回は軽く可能になっているが、それでもニンフ人と本気でやれば敵わない。
その人間の中でも最大射精回数20回を超える絶倫種の進一を、高位のニンフ人であるフォルトナ達は一人で喰い尽くせるのだから・・・
二人や三人となると、命に関わり兼ねない。
今まで下位のニンフ人や人間としか経験が無い進一にとって、高位のニンフ人がここまで恐ろしいとは思いもしなかった。

これまでのニンフ人のお姉さん方は、進一の精力で何とかなったから安心していた部分があった。
それは彼女達が程よく遊んでくれていたのかもしれないと今にしては思う。
それに人間なら尚更だ。
品種改良でほぼ発情状態の人間の女は非常にイキやすく、テクニックが粗雑でも簡単に虜にできる相手だった。
しかも大概のプレイで悦ぶから手間は全くかからない。
進一は持ち前の絶倫ぶりでこなしてしまっていたから、基本的なテクニックが身についていなかったのだ。

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