地球卵 23
「多いかどうかは知らないが、私達はなるべく早くにファームを持ち、己が人の上に立つ素養があると周囲に認めさせなくてはならぬ。それに優秀なブリーダーとなる事は、私達の使命だからな。早いに越した事はない」
そう答えるフォルトナは片手でペ○スを握りながら、進一を引き寄せて髪をクシャクシャと撫でる。
どうやら進一の柔らかくてサラサラの髪がお気に入りのようだ。
「進一はどこを触っても気持ち良く抱き甲斐があるが、この髪はよいな。霧香やほのかのように伸ばそうか」
「お、お望みならば・・・」
正直これ以上伸ばしたくないのだが、主人の命令とあってはやむをえない。
進一はしぶしぶ了承の意を示した。
だがそんな彼の反応などとうにお見通しだったのだろう。
フォルトナはあの小悪魔のような微笑みを浮かべてこう言った。
「冗談だ。これ以上髪を伸ばしたら、女か男かわからなくなってしまうからな」
「か、かしこまりました」
安堵する進一にフォルトナは耳元でそっと一言。
「私だって鬼ではない、嫌なら無理せずにちゃんと言うんだぞ?
それなりの対価はいただくが、な♪」
その代償が何なのか、よくわかっている進一は、よほど追い詰められない限りその権利を使うまいと深く心に刻み付けていた。
ペニスを引っ張られながらバスを降りると。
周囲のたくさんの生徒たちが優しい笑顔でフォルトナに挨拶する。
どうやら彼女はこの学校でもかなりの人気者のようだ。
そんな中、背後からメイドとSPを連れた2人のニンフ人が彼女の元にやってきた。
おそらくフォルトナの友人だろう。
「おはようございます、フォルトナ様」
「おはよう」
「おはよう、フォルトナ。おまえもついに自分のファームを持ったのか?」
「ああ、昨日な」
やってきたのは見るからにお嬢様っぽい物腰の少女と、SPと見まがうくらいいい体格をした長身の少女。
彼女たちはフォルトナへの挨拶を済ますと、さっそく彼女の連れているオス、すなわち進一の鑑定を始めた。
「ふ〜ん・・・これがフォルトナの種付け馬か。
女っぽくて弱そうだな。おまえ、こんなのが好みだったのか?」
「ふふふっ、進一を見た目で判断すると痛い目を見るぞ?
こう見えて進一は絶倫なんだ」
「ちょ、ちょっ・・・!フォルトナ様!こんなところで!?」