PiPi's World 投稿小説

神装機伝アハトレーダー
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 38
 40
の最後へ

神装機伝アハトレーダー 40

彼女は基地外だとかサイコパスの基準で狂ってはいない、思春期だから仕方ない。
ただしひたすらゴリ押しする姿勢は基地外よりタチが悪かった。

まあ年端も行かない少女がマ○コ見られたら、一生物の裁判沙汰かお前もチ○コ見せろという二択だろう。
後者で済ませようというのは音便と言えば音便だ、ミトンの荒ぶる息遣いを除けば音便である。
それがこの基地外だらけの戦場では寧ろ常識的に見えてしまう。

ダイダイオの膝から降りたミトンがひざまづき、彼のテストパイロット用の制服の裾をまくる。

「さっきまで命を賭して私達を助けようとした騎士殿にしては、随分往生際が悪いですね。」
「おい待て!危ないぞ!」

少なくともホバー走行で時速百キロを越えて移動する人型兵器のコックピットでする事ではない。

「解ってますとも私とて国民皆兵で訓練受けた訳ですから。」

最初の内は軍事行動の都合、軍人口調で喋っていたミトンの話し方も、相乗りになってからくだけてきた。

「訓練後の水浴びなんかで俺デカイ?割礼済みドヤア?って見せつける人とかイラッとくる訳ですよ。」

操縦に専念しながら嫌々するダイダイオのベルトが解かれた。

「でも割礼してないの必死で隠す人もいる訳で、他国から来られたいい大人なら尚更たまりません。」

さぶモニターでは逃げようとした所、臀部装甲に大穴を開けられ炎上する鬼ザル…など二人とも見ていない。

「わかります?隠すから余計に見たくなるんですよ?」
「発想が性犯罪者なのだが、殆ど違法行為ではないのかね?」
「こんな状況を作った原因は誰ですか?貴方は共犯者ですよ騎士殿?」
「アッ、ハイ。」

鬼ザルの反応が消え、自動操縦のカターリナはドリザル達に向かってゆく。
映像に入る蒼い煙状のノイズは、意図的に仕掛けたコーンドライブの熱暴走、自爆の頃合いが近い様だ。
中々いい仕事をするカターリナなぞ構わず、ミトンはダイダイオのお宝を拝む事に成功していた。

「あら…まあ…本当に…皮を被ってらっしゃる…。」
「わわわ?私の母国ではそういう風習なのだ!必要な時はちゃんと剥ける!」

ズボンと下着を臑辺りまでズリ下げられたダイダイオの股ぐら、生春巻きにも似た青白い包茎が機体の振動に併せて揺れていた。

「おや?まるで剣闘士みたいな事おっしゃるのですね?」
「武家に生まれた男として当然だろう!」

ダイダイオの必死な反論に嘘はない、敏感な部分を保護し子孫繁栄に繋げる、戦地へ赴く者の風習である。

その習慣のせいか、彼自身のサイズはまかり間違っても大きくはないが、特別に小さいという事もない。
おおむねギリギリ平均あるかないかといった具合だ。

「貴方は可愛い人、そういう弁解もお持ちの物も可愛らしい。」

彼の血筋どうこうよりミトンの興味はその可愛らしい逸物の方に向いている。
荒ぶった熱い吐息が僅かに露出した亀頭をくすぐった。
先程まで上擦った声を響かせながらダイダイオをからかっていたミトンは、何か思案する様な笑顔で無口になった。

「今度は何かね?」
「剥いてみます。」

止める間もなく、拳銃も握れるかどうかすら怪しいミトンの小さな両掌が、彼の局部に添えられた。
やると決めた彼女の行動には躊躇いがない、それは思春期だから当然である。

「ちょ…やめ。」
「まぁ…綺麗。」

ミトンの指先に僅かな弾力で抵抗したそれは、大粒のサクランボウにも似た桜色の果実を晒していた。
あくまで意図的に包茎を保つダイダイオ自身の亀頭は、全体のサイズ相応に程良く張り出していた。
男として最後の一枚を脱がされてしまったダイダイオは、もうどうしていいのか解らない。

「いい子いい子、これからもしっかり被っているんですよ。」
「あ…あ…。」

ミトンが小動物でもからかう様に語りかけながら、面白半分に剥いたり被せたりを繰り返している内に変化が起きた。
亀頭は怒りか羞恥を訴えるかの様に紅潮し、包皮を被される事を拒否する様な抵抗を示し始めた。

つまり勃ってしまったのである、年端も行かない思春期娘に弄ばれ、彼は勃起してしまったのだ。

「やだ…いやらしい。」
「えっ?」

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す